モンスターペアレンツ襲来!?2008年08月06日 22時57分

今日は4回目の高3生を対象とした職場説明会。

時間になったので応接スペースに眼をやると、今日来るのは二人のはずなのに、なぜか三人分の人影が。
しかも一人は明らかにおっさん。

受付の女性に訊くと、
「お父さんがいらしてるんです」
と小声で教えてくれました。

オヤジキターq(゚∀゚)p!!

はいはい、こういうのも父兄同伴のご時世なのね、と始める前からうんざりモード。
席に着いてみれば結構コワモテっぽい感じの親父。
心の中では「もうやだー!」
かといってボイコットするわけにもいかないので、平常心を装って説明を始めます。

実際には、そんなに困ったちゃんな親ではなく、基本的には大人しくしていましたし、たまにする質問もごく常識的なものだったので、特に苦労はしませんでした。
それでも、言葉を選んで喋らないといけないし、ものすごく気疲れがしました。

娘さん自体はかなりしっかりした子で、別に親がついてこなければいけないような感じでは全くなかったのですが、親父さんはとても心配だったのでしょう。
今後はこういう気の使い方もしなければいけないのか、と思うと、いろいろな意味でげんなりしてしまいます。

準備万端2008年08月07日 21時55分

玉座
取引は滞りなく進み、ついにGB1iが明日到着予定です。
今後はGB1iを姫とお呼びすることにします。
(我が家では耐久消費財を女性人称で呼ぶ習慣があり、僕の愛車も日頃「お嬢ちゃん」と呼んでいます)

姫のご到着先は勤め先。
工場なので大きな荷物の受け入れは日常茶飯だし、今諸事情あってバンタイプの社有車で通勤しているので、持ち帰りも至って楽なのです。

入社以来明日が来なければいいのにと思うことはあっても、会社に行きたいと思ったことなど一度もありませんでしたが、今ばかりは明日が楽しみでなりません。
明日はルーチンワークをこなしていれば一日が終わる予定なので、仕事が終わり次第速攻姫を拙宅にお迎えしてあれこれ鳴らしてみたいと思っています。

今日は姫にお座りいただく台座を調達すべく、閉店間際のホームセンターに滑り込んで、御影石のプレートを買ってきました。
約30cm四方、重さ約10kgで@560。
姫の体重とほぼ同じ重さですが、これならば制震機能はばっちりでしょう。

デートの前日のようなワクワク感です。
こんな気分になるのは本当に久しぶり。
明日が楽しみでなりません。

姫様ご来臨2008年08月09日 11時39分

我が家の漆黒の姫
ついに我が家にPMC社製スピーカー、GB1i(通称姫)がやってきました。

金曜日の9時半過ぎ、飛脚の手によって我が職場に姫が運ばれてきました。
受付の女性に「大きな荷物が届いてますよ」と言われてから気はそぞろ。
今日はさっさと帰るぞと決めて仕事に励んでみました。
(でも結局はしんがりを勤めることになったのですが・・・)

丁重に我が6畳一間にお運びして、開梱。
(古女房のダイアトーンDS-900は隣の物置部屋にお払い箱w)
背が高いので箱から出すのに一苦労するかと思ったのですが、姫はスレンダーかつ軽いので、意外にもすっぽり抜けてくれたので助かりました。

当然ながら底面のスパイクは自分で取り付けるので、取説を探すとオリジナルの英文のもののみ。
さすが、誇り高き大英帝国の姫は日本人相手に自分を安売りするようなことはないようです。
(単純に不便なんですが・・・)
まあ、ただネジを締めるだけですから、見りゃ分かるんで別に支障はなし。

色はブラックアッシュを選択して正解。
デフォルトのウォルナットはどうにも安っぽいし、古女房も前面はブラックだったので、僕の眼には馴染みます。

厚さ100mm弱の御影石の台に乗せて、座椅子に座る僕の耳とウーファーがほぼ同じ高さ。
聴感上違和感はありません。
非防磁ですが、30cmも離せばブラウン管テレビにも影響はありません。

最初は自分の側に向けて配置していたのですが、音が耳に押し込まれるような感じがしてイヤなので、今までのように二本とも正面に向けて配置し直しました。
本当は自分の方に向けて角度をつける方が正解なのかもしれませんが、どうも違和感を禁じ得ません。

PMCのスピーカーは、その特徴的なエンクロージャーの構造から低音に言及されることが多いですが、私見では音の上での特徴はむしろ豊かな中高音にあるのではないかと思います。
今片っ端から聴きまくっているところなので、詳細なレポートは後述しますが、狭い部屋でそこそこの音量で聴いている分にはそういう感じがします。

アンプとの相性では、古典管を使用したプリアンプ・パワーアンプが姫に長年使えているじいやみたいな感じです。
姫がやりすぎるとじいやがそっと「姫」と窘めているようで、聴き疲れがする音になる寸前で踏みとどまっています。
SOULNOTEとの組み合わせは、さしずめアンプはイケメンの王子様で、二人とも超ノリノリになってしまって、長所はどこまでも伸びるけど短所もひどく強調されてしまっていささか聴き疲れがすることがあります。

いずれにせよ、格段に音のレベルが上がったことは間違いありません。
聴き慣れた音楽がリフレッシュされて、聴いていて楽しくて仕方ありません。

PMC製スピーカー「GB1i」試聴レポその① 声優編2008年08月09日 19時19分

これは以下のシステムを使用して、声優アーティストのCD及びDVDを自宅で鑑賞した際の音質レポートです。

・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親手作りのアンプ
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」

◎茅原実里『Contact』
打ち込みのリズムの迫力は満点。PMCご自慢のATLの威力が存分に発揮されます。
ボーカルはかなりきらびやかに。ただし録音が良くないので、聴き疲れがする神経質な音になる寸前です。
グイグイ前に来る迫力は無類なので、自分のテンションが高いときに聴くにはうってつけの音です。

◎茅原実里『1st Live Tour 2008 ~Contact~』
PMCのスピーカーは中高音がとても豊かなので、ライブの空気感を捉えるのがとても得意だと思います。
みのりんのボーカルが大変生々しく、録音が良ければさぞやの迫力です。
ドラムのぶっ叩いている質感が豊かで、かつシンバルの音がくっきりとした輪郭で聞こえるので、会場でのノリがまざまざと蘇ります。かなり弱くしか録れていないベースがはっきり聞こえるのもポイント高し。

◎水樹奈々『GREAT ACTIVITY』
このシステムでの白眉は何と言ってもこのアルバム。
奈々さんの声がとても艶っぽい!しかも艶と迫力が両立しており、完璧に僕の好み。
今までの僕のシステムはどうやっても奈々さんの声が神経質で、それが今ひとつ気に入らなかったのですが、それが完全に払拭されました。
ダイナミックオーディオで試聴したときもそうでしたが、奈々さんの声はPMCのスピーカーとオールドスタイルのアンプという組み合わせが一番しっくりくるようです。
今後は明らかにトレイに載る回数が増えるでしょう。

◎水樹奈々『THE MUSEUM』
こちらにも↑と同じことが言えます。
もし僕が神経質だと感じる部分が奈々さんの魅力だと感じる向きにはこの音は好みではないと思いますが、僕はこの声が本当の奈々さんの声だと信じます。

◎水樹奈々『STARCAMP EP』
これはダメ。NG。
完全に高音が割れてしまって、申し訳ないけど聴く気にならない。
この録音の悪さはさすがにうちのじいやもフォローしきれなかったようです。

◎水樹奈々『LIVE FORMULA at SAITAMA SUPER ARENA』
こちらも非常に奈々さんの声が艶っぽく、非常に好みです。
ただ、残念なのは相変わらずバックの音が平板なこと。極端なことをいえばカラオケバックで歌っているような印象を受けます。
録音が悪いみのりんのライブ盤でもライブらしい凸凹は再現できているので、これは純粋に録音の問題と思われます。

◎坂本真綾『少年アリス』
アンプとCDPが異なるので、大阪の逸品館さんで初めて聴いたときほどの凄みはありませんが、低音のスピード感はさすが。アコギの生々しさも素晴らしいです。
まーやの声が華のある感じに変わったのもポイントです。
これは少し好き嫌いが別れるポイントかもしれませんが、僕は好きです。

◎平野綾『RIOT GIRL』
基本的に派手めの音になる組み合わせなので、あーやには向いています。
複雑な音作りをしているわけではないので、見通しが良くて聴いていて気持ちが良いです。ただし、時折録音からくるピーキーな部分があり、ランティスクオリティを感じさせます。

PMC製スピーカー「GB1i」試聴レポその② ジャズ編2008年08月09日 20時48分

これは以下のシステムを使用して、ジャズのCD及びDVDを自宅で鑑賞した際の音質レポートです。

・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親の手作り
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」

◎マイルス・デイビス『FOUR&MORE』
姫の特徴の1つは、ドラムの生々しさと言ってもいいでしょう。
このライブ盤では、目の前でトニー・ウィリアムズがドラムをドライブさせているのが見えるようです。超絶シンバルワークはまさに神。
スリリングさに手に汗握ります。
もちろんマイルスのハードなブローイングも迫力満点。
気持ちいいの一言です。

◎ビル・エヴァンス『WALTZ FOR DEBBY』
ブラシによるドラムは、SOULNOTEほど空気を直に震わせるような感触はなく、もうちょっと抑制させた感じですが、十分にライブ感は伝わってきます。
客席のざわめきなどの空気感も申し分なし。
これだけを聴けば何の不満もありません。

◎キース・ジャレット『ケルン・コンサート』
ピアノの打楽器感はあまり無く、代わりに高音の余韻が美しいです。
なので一曲目のクライマックスは、迫力はない代わりに、天上から光が降りそそぐような神々しさで、かなりうるっときます。

◎ソニー・ロリンズ『サキソフォン・コロッサス』
テナーの歌も気持ちが良いのですが、やはりドラムに耳を奪われます。
まさに「太鼓を叩いている」音がして僕好み。
ベースも良く響きます。