姫様ご来臨 ― 2008年08月09日 11時39分
ついに我が家にPMC社製スピーカー、GB1i(通称姫)がやってきました。
金曜日の9時半過ぎ、飛脚の手によって我が職場に姫が運ばれてきました。
受付の女性に「大きな荷物が届いてますよ」と言われてから気はそぞろ。
今日はさっさと帰るぞと決めて仕事に励んでみました。
(でも結局はしんがりを勤めることになったのですが・・・)
丁重に我が6畳一間にお運びして、開梱。
(古女房のダイアトーンDS-900は隣の物置部屋にお払い箱w)
背が高いので箱から出すのに一苦労するかと思ったのですが、姫はスレンダーかつ軽いので、意外にもすっぽり抜けてくれたので助かりました。
当然ながら底面のスパイクは自分で取り付けるので、取説を探すとオリジナルの英文のもののみ。
さすが、誇り高き大英帝国の姫は日本人相手に自分を安売りするようなことはないようです。
(単純に不便なんですが・・・)
まあ、ただネジを締めるだけですから、見りゃ分かるんで別に支障はなし。
色はブラックアッシュを選択して正解。
デフォルトのウォルナットはどうにも安っぽいし、古女房も前面はブラックだったので、僕の眼には馴染みます。
厚さ100mm弱の御影石の台に乗せて、座椅子に座る僕の耳とウーファーがほぼ同じ高さ。
聴感上違和感はありません。
非防磁ですが、30cmも離せばブラウン管テレビにも影響はありません。
最初は自分の側に向けて配置していたのですが、音が耳に押し込まれるような感じがしてイヤなので、今までのように二本とも正面に向けて配置し直しました。
本当は自分の方に向けて角度をつける方が正解なのかもしれませんが、どうも違和感を禁じ得ません。
PMCのスピーカーは、その特徴的なエンクロージャーの構造から低音に言及されることが多いですが、私見では音の上での特徴はむしろ豊かな中高音にあるのではないかと思います。
今片っ端から聴きまくっているところなので、詳細なレポートは後述しますが、狭い部屋でそこそこの音量で聴いている分にはそういう感じがします。
アンプとの相性では、古典管を使用したプリアンプ・パワーアンプが姫に長年使えているじいやみたいな感じです。
姫がやりすぎるとじいやがそっと「姫」と窘めているようで、聴き疲れがする音になる寸前で踏みとどまっています。
SOULNOTEとの組み合わせは、さしずめアンプはイケメンの王子様で、二人とも超ノリノリになってしまって、長所はどこまでも伸びるけど短所もひどく強調されてしまっていささか聴き疲れがすることがあります。
いずれにせよ、格段に音のレベルが上がったことは間違いありません。
聴き慣れた音楽がリフレッシュされて、聴いていて楽しくて仕方ありません。
金曜日の9時半過ぎ、飛脚の手によって我が職場に姫が運ばれてきました。
受付の女性に「大きな荷物が届いてますよ」と言われてから気はそぞろ。
今日はさっさと帰るぞと決めて仕事に励んでみました。
(でも結局はしんがりを勤めることになったのですが・・・)
丁重に我が6畳一間にお運びして、開梱。
(古女房のダイアトーンDS-900は隣の物置部屋にお払い箱w)
背が高いので箱から出すのに一苦労するかと思ったのですが、姫はスレンダーかつ軽いので、意外にもすっぽり抜けてくれたので助かりました。
当然ながら底面のスパイクは自分で取り付けるので、取説を探すとオリジナルの英文のもののみ。
さすが、誇り高き大英帝国の姫は日本人相手に自分を安売りするようなことはないようです。
(単純に不便なんですが・・・)
まあ、ただネジを締めるだけですから、見りゃ分かるんで別に支障はなし。
色はブラックアッシュを選択して正解。
デフォルトのウォルナットはどうにも安っぽいし、古女房も前面はブラックだったので、僕の眼には馴染みます。
厚さ100mm弱の御影石の台に乗せて、座椅子に座る僕の耳とウーファーがほぼ同じ高さ。
聴感上違和感はありません。
非防磁ですが、30cmも離せばブラウン管テレビにも影響はありません。
最初は自分の側に向けて配置していたのですが、音が耳に押し込まれるような感じがしてイヤなので、今までのように二本とも正面に向けて配置し直しました。
本当は自分の方に向けて角度をつける方が正解なのかもしれませんが、どうも違和感を禁じ得ません。
PMCのスピーカーは、その特徴的なエンクロージャーの構造から低音に言及されることが多いですが、私見では音の上での特徴はむしろ豊かな中高音にあるのではないかと思います。
今片っ端から聴きまくっているところなので、詳細なレポートは後述しますが、狭い部屋でそこそこの音量で聴いている分にはそういう感じがします。
アンプとの相性では、古典管を使用したプリアンプ・パワーアンプが姫に長年使えているじいやみたいな感じです。
姫がやりすぎるとじいやがそっと「姫」と窘めているようで、聴き疲れがする音になる寸前で踏みとどまっています。
SOULNOTEとの組み合わせは、さしずめアンプはイケメンの王子様で、二人とも超ノリノリになってしまって、長所はどこまでも伸びるけど短所もひどく強調されてしまっていささか聴き疲れがすることがあります。
いずれにせよ、格段に音のレベルが上がったことは間違いありません。
聴き慣れた音楽がリフレッシュされて、聴いていて楽しくて仕方ありません。
PMC製スピーカー「GB1i」試聴レポその① 声優編 ― 2008年08月09日 19時19分
これは以下のシステムを使用して、声優アーティストのCD及びDVDを自宅で鑑賞した際の音質レポートです。
・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親手作りのアンプ
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」
◎茅原実里『Contact』
打ち込みのリズムの迫力は満点。PMCご自慢のATLの威力が存分に発揮されます。
ボーカルはかなりきらびやかに。ただし録音が良くないので、聴き疲れがする神経質な音になる寸前です。
グイグイ前に来る迫力は無類なので、自分のテンションが高いときに聴くにはうってつけの音です。
◎茅原実里『1st Live Tour 2008 ~Contact~』
PMCのスピーカーは中高音がとても豊かなので、ライブの空気感を捉えるのがとても得意だと思います。
みのりんのボーカルが大変生々しく、録音が良ければさぞやの迫力です。
ドラムのぶっ叩いている質感が豊かで、かつシンバルの音がくっきりとした輪郭で聞こえるので、会場でのノリがまざまざと蘇ります。かなり弱くしか録れていないベースがはっきり聞こえるのもポイント高し。
◎水樹奈々『GREAT ACTIVITY』
このシステムでの白眉は何と言ってもこのアルバム。
奈々さんの声がとても艶っぽい!しかも艶と迫力が両立しており、完璧に僕の好み。
今までの僕のシステムはどうやっても奈々さんの声が神経質で、それが今ひとつ気に入らなかったのですが、それが完全に払拭されました。
ダイナミックオーディオで試聴したときもそうでしたが、奈々さんの声はPMCのスピーカーとオールドスタイルのアンプという組み合わせが一番しっくりくるようです。
今後は明らかにトレイに載る回数が増えるでしょう。
◎水樹奈々『THE MUSEUM』
こちらにも↑と同じことが言えます。
もし僕が神経質だと感じる部分が奈々さんの魅力だと感じる向きにはこの音は好みではないと思いますが、僕はこの声が本当の奈々さんの声だと信じます。
◎水樹奈々『STARCAMP EP』
これはダメ。NG。
完全に高音が割れてしまって、申し訳ないけど聴く気にならない。
この録音の悪さはさすがにうちのじいやもフォローしきれなかったようです。
◎水樹奈々『LIVE FORMULA at SAITAMA SUPER ARENA』
こちらも非常に奈々さんの声が艶っぽく、非常に好みです。
ただ、残念なのは相変わらずバックの音が平板なこと。極端なことをいえばカラオケバックで歌っているような印象を受けます。
録音が悪いみのりんのライブ盤でもライブらしい凸凹は再現できているので、これは純粋に録音の問題と思われます。
◎坂本真綾『少年アリス』
アンプとCDPが異なるので、大阪の逸品館さんで初めて聴いたときほどの凄みはありませんが、低音のスピード感はさすが。アコギの生々しさも素晴らしいです。
まーやの声が華のある感じに変わったのもポイントです。
これは少し好き嫌いが別れるポイントかもしれませんが、僕は好きです。
◎平野綾『RIOT GIRL』
基本的に派手めの音になる組み合わせなので、あーやには向いています。
複雑な音作りをしているわけではないので、見通しが良くて聴いていて気持ちが良いです。ただし、時折録音からくるピーキーな部分があり、ランティスクオリティを感じさせます。
・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親手作りのアンプ
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」
◎茅原実里『Contact』
打ち込みのリズムの迫力は満点。PMCご自慢のATLの威力が存分に発揮されます。
ボーカルはかなりきらびやかに。ただし録音が良くないので、聴き疲れがする神経質な音になる寸前です。
グイグイ前に来る迫力は無類なので、自分のテンションが高いときに聴くにはうってつけの音です。
◎茅原実里『1st Live Tour 2008 ~Contact~』
PMCのスピーカーは中高音がとても豊かなので、ライブの空気感を捉えるのがとても得意だと思います。
みのりんのボーカルが大変生々しく、録音が良ければさぞやの迫力です。
ドラムのぶっ叩いている質感が豊かで、かつシンバルの音がくっきりとした輪郭で聞こえるので、会場でのノリがまざまざと蘇ります。かなり弱くしか録れていないベースがはっきり聞こえるのもポイント高し。
◎水樹奈々『GREAT ACTIVITY』
このシステムでの白眉は何と言ってもこのアルバム。
奈々さんの声がとても艶っぽい!しかも艶と迫力が両立しており、完璧に僕の好み。
今までの僕のシステムはどうやっても奈々さんの声が神経質で、それが今ひとつ気に入らなかったのですが、それが完全に払拭されました。
ダイナミックオーディオで試聴したときもそうでしたが、奈々さんの声はPMCのスピーカーとオールドスタイルのアンプという組み合わせが一番しっくりくるようです。
今後は明らかにトレイに載る回数が増えるでしょう。
◎水樹奈々『THE MUSEUM』
こちらにも↑と同じことが言えます。
もし僕が神経質だと感じる部分が奈々さんの魅力だと感じる向きにはこの音は好みではないと思いますが、僕はこの声が本当の奈々さんの声だと信じます。
◎水樹奈々『STARCAMP EP』
これはダメ。NG。
完全に高音が割れてしまって、申し訳ないけど聴く気にならない。
この録音の悪さはさすがにうちのじいやもフォローしきれなかったようです。
◎水樹奈々『LIVE FORMULA at SAITAMA SUPER ARENA』
こちらも非常に奈々さんの声が艶っぽく、非常に好みです。
ただ、残念なのは相変わらずバックの音が平板なこと。極端なことをいえばカラオケバックで歌っているような印象を受けます。
録音が悪いみのりんのライブ盤でもライブらしい凸凹は再現できているので、これは純粋に録音の問題と思われます。
◎坂本真綾『少年アリス』
アンプとCDPが異なるので、大阪の逸品館さんで初めて聴いたときほどの凄みはありませんが、低音のスピード感はさすが。アコギの生々しさも素晴らしいです。
まーやの声が華のある感じに変わったのもポイントです。
これは少し好き嫌いが別れるポイントかもしれませんが、僕は好きです。
◎平野綾『RIOT GIRL』
基本的に派手めの音になる組み合わせなので、あーやには向いています。
複雑な音作りをしているわけではないので、見通しが良くて聴いていて気持ちが良いです。ただし、時折録音からくるピーキーな部分があり、ランティスクオリティを感じさせます。
PMC製スピーカー「GB1i」試聴レポその② ジャズ編 ― 2008年08月09日 20時48分
これは以下のシステムを使用して、ジャズのCD及びDVDを自宅で鑑賞した際の音質レポートです。
・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親の手作り
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」
◎マイルス・デイビス『FOUR&MORE』
姫の特徴の1つは、ドラムの生々しさと言ってもいいでしょう。
このライブ盤では、目の前でトニー・ウィリアムズがドラムをドライブさせているのが見えるようです。超絶シンバルワークはまさに神。
スリリングさに手に汗握ります。
もちろんマイルスのハードなブローイングも迫力満点。
気持ちいいの一言です。
◎ビル・エヴァンス『WALTZ FOR DEBBY』
ブラシによるドラムは、SOULNOTEほど空気を直に震わせるような感触はなく、もうちょっと抑制させた感じですが、十分にライブ感は伝わってきます。
客席のざわめきなどの空気感も申し分なし。
これだけを聴けば何の不満もありません。
◎キース・ジャレット『ケルン・コンサート』
ピアノの打楽器感はあまり無く、代わりに高音の余韻が美しいです。
なので一曲目のクライマックスは、迫力はない代わりに、天上から光が降りそそぐような神々しさで、かなりうるっときます。
◎ソニー・ロリンズ『サキソフォン・コロッサス』
テナーの歌も気持ちが良いのですが、やはりドラムに耳を奪われます。
まさに「太鼓を叩いている」音がして僕好み。
ベースも良く響きます。
・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親の手作り
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」
◎マイルス・デイビス『FOUR&MORE』
姫の特徴の1つは、ドラムの生々しさと言ってもいいでしょう。
このライブ盤では、目の前でトニー・ウィリアムズがドラムをドライブさせているのが見えるようです。超絶シンバルワークはまさに神。
スリリングさに手に汗握ります。
もちろんマイルスのハードなブローイングも迫力満点。
気持ちいいの一言です。
◎ビル・エヴァンス『WALTZ FOR DEBBY』
ブラシによるドラムは、SOULNOTEほど空気を直に震わせるような感触はなく、もうちょっと抑制させた感じですが、十分にライブ感は伝わってきます。
客席のざわめきなどの空気感も申し分なし。
これだけを聴けば何の不満もありません。
◎キース・ジャレット『ケルン・コンサート』
ピアノの打楽器感はあまり無く、代わりに高音の余韻が美しいです。
なので一曲目のクライマックスは、迫力はない代わりに、天上から光が降りそそぐような神々しさで、かなりうるっときます。
◎ソニー・ロリンズ『サキソフォン・コロッサス』
テナーの歌も気持ちが良いのですが、やはりドラムに耳を奪われます。
まさに「太鼓を叩いている」音がして僕好み。
ベースも良く響きます。
PMC製スピーカー「GB1i」試聴レポその③ ポップス・ロック編 ― 2008年08月09日 22時45分
これは以下のシステムを使用して、ポップス・ロックのCD及びDVDを自宅で鑑賞した際の音質レポートです。
・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親手作りのアンプ
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」
◎チューリップ・財津和夫&オフコース・小田和正
大まかな音の特徴は①で述べた通りなので、二人のボーカリストの声について。
姫は男に興味がないのか、二人に共通する独特の色気に欠けるのです。
(影がない、という見方をすればまあやにも同じようなことが言えます)
明るく見通しの良い音なのですが、あまりにも健康的で、「この歌を聴いてもやおい話の着想は浮かばんなあ」というのが率直な印象です。特に小田さんがそう。
「いい音」と「魅力的な音」は別物、というのを実感します。
殊この二人の声については、中低音域が増強されるデノンのアンプで鳴らした方が色気があっていいのかもしれない、と思います。
◎Perfume『GAME』
どんなパキパキの音が鳴るんだろうと思ったら、意外にもソフト。特にボーカルはかなりまろやかです。
表題曲の冒頭の低音もそんなに重くありません。
おそらく使われている周波数帯域が狭いのでしょう。
良くも悪くも、スピーカーによる影響をあまり受けません。
◎GARNET CROW『SPARKLE』
ガーネット・クロウの魅力はそれこそボーカルの不健康さにあると思うのですが、かなり明快な声になっています。
しかし、姫は女の子が好きなのか、影はない代わりに別の艶っぽさが前面に出てきて、これはこれで悪くないと思えます。
◎AVRIL LAVIGNE『UNDER MY SKIN』
声の伸びが格段に良くなり、かなり高いテンションです。
しかし、こちらもみのりんと一緒で、こっちが元気なときはいいのですが、テンションが低いときはちょっと疲れちゃうかも。
しかし、アヴリルの魅力を考えたときにはこっちの方が本来の姿という気もします。
とにかく姫はボーカルを明るく鳴らすのがお好きなようなので、太く鳴らすのが信条の古女房に慣れた耳には聴き疲れがする側面なしとはしません。
エージングによって解決する問題かもしれませんし、時間をかけて聞き込むことにします。
◎t.A.T.u.『200KM/H IN THE WRONG LANE』
姫の性格はどうにも読めないところがあって、神経質な声は逆にソフトになる傾向にあります。
タトゥーはそのいい例で、さぞツンツンした音になるだろうと思いきや、ちょっとデレが入った声になり、僕を混乱させます。
姫はツンデレなのか?
冗談はともかくとして、かなりきついユーリャの声がセクシーになり、ますますレズっぽいです。今流行りのLの世界ってやつですかね。
今さらですが、タトゥーが更に好きになりました。
・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親手作りのアンプ
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」
◎チューリップ・財津和夫&オフコース・小田和正
大まかな音の特徴は①で述べた通りなので、二人のボーカリストの声について。
姫は男に興味がないのか、二人に共通する独特の色気に欠けるのです。
(影がない、という見方をすればまあやにも同じようなことが言えます)
明るく見通しの良い音なのですが、あまりにも健康的で、「この歌を聴いてもやおい話の着想は浮かばんなあ」というのが率直な印象です。特に小田さんがそう。
「いい音」と「魅力的な音」は別物、というのを実感します。
殊この二人の声については、中低音域が増強されるデノンのアンプで鳴らした方が色気があっていいのかもしれない、と思います。
◎Perfume『GAME』
どんなパキパキの音が鳴るんだろうと思ったら、意外にもソフト。特にボーカルはかなりまろやかです。
表題曲の冒頭の低音もそんなに重くありません。
おそらく使われている周波数帯域が狭いのでしょう。
良くも悪くも、スピーカーによる影響をあまり受けません。
◎GARNET CROW『SPARKLE』
ガーネット・クロウの魅力はそれこそボーカルの不健康さにあると思うのですが、かなり明快な声になっています。
しかし、姫は女の子が好きなのか、影はない代わりに別の艶っぽさが前面に出てきて、これはこれで悪くないと思えます。
◎AVRIL LAVIGNE『UNDER MY SKIN』
声の伸びが格段に良くなり、かなり高いテンションです。
しかし、こちらもみのりんと一緒で、こっちが元気なときはいいのですが、テンションが低いときはちょっと疲れちゃうかも。
しかし、アヴリルの魅力を考えたときにはこっちの方が本来の姿という気もします。
とにかく姫はボーカルを明るく鳴らすのがお好きなようなので、太く鳴らすのが信条の古女房に慣れた耳には聴き疲れがする側面なしとはしません。
エージングによって解決する問題かもしれませんし、時間をかけて聞き込むことにします。
◎t.A.T.u.『200KM/H IN THE WRONG LANE』
姫の性格はどうにも読めないところがあって、神経質な声は逆にソフトになる傾向にあります。
タトゥーはそのいい例で、さぞツンツンした音になるだろうと思いきや、ちょっとデレが入った声になり、僕を混乱させます。
姫はツンデレなのか?
冗談はともかくとして、かなりきついユーリャの声がセクシーになり、ますますレズっぽいです。今流行りのLの世界ってやつですかね。
今さらですが、タトゥーが更に好きになりました。
PMC製スピーカー「GB1i」試聴レポその④ クラシック編 ― 2008年08月09日 23時42分
これは以下のシステムを使用して、クラシックのCD及びDVDを自宅で鑑賞した際の音質レポートです。
・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親の手作り
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」
◎チャイコフスキー「交響曲第5番」(小林研一郎指揮チェコフィル)
ティンパニがド迫力で鳴ってくれるので、日フィルとのライブを彷彿とさせます。
金管の鳴りっぷりも豪快。大戸屋ランチ並みのカロリーです。
弦や木管の繊細なニュアンスはSOULNOTEに譲りますが、決してデリカシーに欠けるわけではありません。
さすがPMC、クラシックのモニターとしても活躍しているだけはあります。
◎ニールセン「交響曲第4番『不滅』」(マルティノン指揮シカゴ響)
とにかくティンパニソロが気持ちいい!
硬い金管の録音もティンパニの鳴りっぷりと良く調和しており、聴いていてワクワクしてきます。
英国の姫が太鼓をどっかんどっかん鳴らすというのもちょっと違和感あるような気がしますが、この鳴りっぷりは特筆もの。
ちょっとしたストレスなど簡単に吹っ飛びます。
◎ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」(ムラヴィンスキー指揮1973年東京ライブ)
この曲の凄みを抉り出すような鳴り方をします。
特にフィナーレのコーダでのシンバルの壮絶さは、肝を冷やします。
姫のドSっぷりが前面に押し出されます。
◎ブルックナー「交響曲第5番」(ヴァント指揮BPO)
金管のボリュームがハンパでありません。
ボーカルの傾向などからしてもっと線の細い音がするのかと思いきや、めちゃめちゃ太い音が鳴ります。
ティンパニも豪快に鳴るので、見た目の細さに相反して激しく男性的。
クラシックは曲の個性によって鳴らし分けができるという印象です。
◎ベートーヴェン「交響曲第5番」(フルトヴェングラー指揮1947年5月27日盤)
デッドな録音ですが、少し丸みを帯びたシルエットとなります。
もごもごいう感じのティンパニの抜けが良くなり、見通しが良くなります。
凄みはそのままに、詰まっていた耳を耳抜きをしてすっきりさせたような印象があります。なので、おどろおどろしさは抜けています。
◎シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」(キョンファ・チョン独奏)
ヴィヴラートの指の動きが見えるよう、という程まで生々しくはありませんが、十二分に豊かな独奏です。
SOULNOTEの音が念頭にあるとどうしても比較してしまいますが、艶のある大変美しい音色です。
◎モーツァルト「レクイエム」(ベーム指揮VPO他)
ソプラノ独唱及びコーラスの美しさが特筆もの。
特にコーラスは教会で聴いているような素晴らしい臨場感で、包み込まれるようです。
さすが合唱が盛んな国から来ただけあって声楽の美しさは本物です。
・スピーカー PMC「GB1i」(脳内通称「姫」)
・プリアンプ ムラード社製真空管6DJ8を使用した父親の手作り
・パワーアンプ WE社製300Bのレプリカを使用したシングル回路の父親の手作り
(2つ合わせて脳内通称「じいや」)
・CDP DENON「DCD-1650AZ」
・DVDP Pioneer「DV-545」
◎チャイコフスキー「交響曲第5番」(小林研一郎指揮チェコフィル)
ティンパニがド迫力で鳴ってくれるので、日フィルとのライブを彷彿とさせます。
金管の鳴りっぷりも豪快。大戸屋ランチ並みのカロリーです。
弦や木管の繊細なニュアンスはSOULNOTEに譲りますが、決してデリカシーに欠けるわけではありません。
さすがPMC、クラシックのモニターとしても活躍しているだけはあります。
◎ニールセン「交響曲第4番『不滅』」(マルティノン指揮シカゴ響)
とにかくティンパニソロが気持ちいい!
硬い金管の録音もティンパニの鳴りっぷりと良く調和しており、聴いていてワクワクしてきます。
英国の姫が太鼓をどっかんどっかん鳴らすというのもちょっと違和感あるような気がしますが、この鳴りっぷりは特筆もの。
ちょっとしたストレスなど簡単に吹っ飛びます。
◎ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」(ムラヴィンスキー指揮1973年東京ライブ)
この曲の凄みを抉り出すような鳴り方をします。
特にフィナーレのコーダでのシンバルの壮絶さは、肝を冷やします。
姫のドSっぷりが前面に押し出されます。
◎ブルックナー「交響曲第5番」(ヴァント指揮BPO)
金管のボリュームがハンパでありません。
ボーカルの傾向などからしてもっと線の細い音がするのかと思いきや、めちゃめちゃ太い音が鳴ります。
ティンパニも豪快に鳴るので、見た目の細さに相反して激しく男性的。
クラシックは曲の個性によって鳴らし分けができるという印象です。
◎ベートーヴェン「交響曲第5番」(フルトヴェングラー指揮1947年5月27日盤)
デッドな録音ですが、少し丸みを帯びたシルエットとなります。
もごもごいう感じのティンパニの抜けが良くなり、見通しが良くなります。
凄みはそのままに、詰まっていた耳を耳抜きをしてすっきりさせたような印象があります。なので、おどろおどろしさは抜けています。
◎シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」(キョンファ・チョン独奏)
ヴィヴラートの指の動きが見えるよう、という程まで生々しくはありませんが、十二分に豊かな独奏です。
SOULNOTEの音が念頭にあるとどうしても比較してしまいますが、艶のある大変美しい音色です。
◎モーツァルト「レクイエム」(ベーム指揮VPO他)
ソプラノ独唱及びコーラスの美しさが特筆もの。
特にコーラスは教会で聴いているような素晴らしい臨場感で、包み込まれるようです。
さすが合唱が盛んな国から来ただけあって声楽の美しさは本物です。
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