THE ハプスブルク@国立新美術館2009年10月18日 23時31分

エリザベート皇妃
昨日は「スポーツの秋」でしたが、今日は「芸術の秋」。
六本木の国立新美術館で開かれている、ハプスブルク家ゆかりの至宝を集めた特別展に行ってきました。

専門的な知識があるわけではなく、あくまでミーハー的なファンなんですが、絵画を見るのは大好きです。
西洋絵画の大規模な展覧会が催された際には、ほぼ必ず訪れています。
海外の都市を訪れた際にも、その地の美術館は必ず訪れます。
(フィレンツェを訪れたときには、ウフィッツィ・パラティーナ・アカデミアの3美術館を訪れることが出来、至福の時を過ごすことができました。台湾でも故宮博物院は二度訪れています)

特にこれが好き、というのはあまり無く、イタリアルネサンス絵画やフランドル絵画、スペイン絵画、またラファエロ前派などにも惹かれます。
強いて言えば、やっぱりミーハーなんですが、フェルメールには否応なしに魅了されます。

今回の展覧会では、数年前にウィーン美術史美術館展があり、その折に眼にした作品も数点ありました。
そんな中、今回のお目当ては3点。

まずはオーストリア皇妃エリザベートの肖像画。
(画像は展覧会のオフィシャルサイトより拝借)

宝塚ファンとしては、名作『エリザベート』のヒロインである彼女の、あまりにも有名な肖像画を生で見られるとなれば、否応なく心躍ります。
実物は高さ3メートルの巨大なもので、まずその威容に圧倒されます。
描かれた当時28歳の彼女は神々しくも妖艶で、まさに傾国の美女たるに相応しい美貌です。
若干気圧されつつも、矯めつ眇めつしばし見とれました。

次は11歳の女帝マリア・テレジアの肖像画。

単純に好みです、萌えますね。
こんな可憐な少女が、16人の子供を産み(末娘がマリー・アントワネット)、ヨーロッパに君臨する烈女になろうとは、この絵からは想像もつきません。
当然美化はされてるんでしょうが、僕の好みのど真ん中ストライクであります。

そして、洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ。

アルカイックスマイルを浮かべる美少女と、こちらに直視する生首のヨハネの対比がたまらなく不気味で、悪趣味な僕は大好きです。
ビアズリー描くところのサロメは魔性剥き出しの女性ですが、こういう静謐さを湛えた姿の方がより一層狂気が強調されるような気がします。
時間をかけてよく見ましたが、見れば見るほど不気味な絵です。

死ぬまでに一度はウィーンとプラハを訪れて音楽と美術品鑑賞三昧をしてみたいと思っています。
それを実現するには、結婚して新婚旅行をするのが一番手っ取り早いんですが、一番困難とも言えますね・・・。

コメント

_ manicure ― 2017年05月04日 20時45分

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