米国滞在日記第38回2007年12月01日 22時20分

さすがに疲れが溜まってきました。

週休一日、その一日もゴルフやら何やらでつぶれる。
サンクスギビングの4連休も全力で遊び。
このところ連日朝5時起きで出勤。

アメリカに来てからこっち一日も休息を取っていないので、いい加減さすがにきつくなってきました。
とか言いつつ明日も5時起きでゴルフだし。
(ホントはサンディエゴ水族館に行きたかったんだけどなあ・・・)

風邪じゃないと思うけど、咳が止まらないし。
喉の奥の方から出る咳って、なかなか止まらないんだよなあ・・・。

今日は早く寝よ。


村田先生のアシ募集の条件、
「線のきれいな人」
って、めちゃめちゃハードル高いですがな。
どこまでも絵に妥協を許さんのですな。
その姿勢には頭が下がります。

新連載ラッシュのなか、どうにか『スケット・ダンス』は生き残れそうなのでホッとしています。

米国滞在日記第39回2007年12月02日 22時05分

アイスホッケーって面白い!

バスケやフットボールと比べてはもちろん、僕が生で見たスポーツの中では確実に一番面白いです。
(上記以外で生で見たことのあるスポーツって、野球とゴルフくらいしかないんですけどね・・・)

何と言ってもスピード感が違う。
バスケもスピードはあるけど、ファウルを取られることが多くてすぐプレーが切れるんです。
10秒も続けばいい方。

プレー自体はものすごく躍動感があるけど、ゲームの展開が遅々として進まない(正味プレーする時間は48分なのに、試合が終わるまで3時間ぐらいかかります)ので、気の短い僕はかなりじりじりしてしまいます。

その点、ホッケーはパックを打ち合うスピードは眼で追うのも大変なぐらいのスピードな上に、あまり反則でプレーが途切れません。
(ひじ鉄、膝蹴り何でもありなんで、反則自体が狭いのかもしれませんが)
選手の交代もオンプレーの間にどんどん行われます。
(タイミングを見計らってベンチの選手と素早く入れ替わるんです)

攻守もめまぐるしく代わるし、そこら中で激しいチャージが行われて、リンクと客席の間にある強化プラスチックの壁にぼっこんぼっこんぶつかってきます。
(パックだってすっ飛んできます)

間近で見るとすごい迫力です。
冬にアメリカに来たならば、バスケやフットボールは見なくても、ホッケーは必見だと思います。
盛り上がり方も、バスケよりずっと野蛮です。

なかなかいい物を見ました。
デジカメを忘れるという大チョンボをやらかしたのが悔やまれます。

今日の3食。
朝:ゴルフのプレー中にホットドッグ&バドワイザー。
昼:ショッピングモールでハンバーガー(マック)。
夜:ホンダセンター(ホッケー会場)でハンバーガー(CARL'S JR)&ビール。
悪玉コレステロールが身体に溜まってそうですな。

米国滞在日記第40回2007年12月03日 22時45分

昨日はゴルフとホッケーの間に、以前一度行ったファッションモール、サウスコーストプラザ(地球の歩き方にも載ってます)でお土産の買い物をしてきました。

職場のばらまき用には、そこら辺のスーパーで売っているチョコやらナッツを買っていけばいいのですが(上司共にはゴルフボール)、いろいろ面倒掛けてしまった同僚の女性たちや、餞別をくれた両親へのお土産はそういうわけにも行かないので、柄にもなくブランドショップ巡りです。

とはいえ、基本感性が女子な僕はお買い物大好きなので、こういうのも実はかなり楽しみ。
あっちうろうろ、こっちキョロキョロ、3時間ぐらいあっという間に過ぎてしまいます。

結局父親にはTUMIのカバン(自分が欲しいぐらいのいいやつを奮発してしまいました)、母親にはBANANA REPUBLICというこちらのカジュアルブランドのマフラー、職場の女性にはこれからますます冷えるのでBath&Body Worksというリラクシンググッズブランドのラウンジソックスを購入。

ファッションモールをブラブラしていると、やっぱりこういう場所は女性と来たいと思います。
自分の服を買うのも好きなんですが、女性のカワイイ服とかアクセサリーを見るのが大好きなので、僕が心おきなく婦人服売り場を歩き回るために、誰か買い物に付き合ってくれるような人はいないかなあ、と思います。

お好きな服を一点買って差し上げるので、どなたか僕の買い物に付き合ってくれる方はいらっしゃいませんかね(笑)。

さて、ラスベガスのモールにもあって、そのときから気になっていたのがVICTORIA'S SECRETというガールズブランド。
カワイイ下着と化粧品が中心のブランドで、お店も商品もひたすらピンク。

いろいろ見てみたいけどさすがに男一人じゃなあ、と思っていたんですが、帰国まであと10日、旅の恥はかき捨て、ということで覚悟を決めて店内へ。

と、一歩足を踏み入れた途端になぜかブザーが。
やっぱり野郎オンリーの入店は不可なのか、とビビッたんですが、別に僕に対して鳴ったわけじゃなかったらしく、店員の女の子が笑って首を振るのに一安心。

と思ったのも束の間、その店員が「何をお探しですか?」とにっこり笑顔でこちらに来るじゃありませんか。
やはり僕みたいなおっさんの考えるようなことはお見通しなのか
「なにかセクシーなものとか・・・」
なんて言いかけるので、とっさに
「ガールフレンドへのプレゼントにカワイイTシャツなんか探してるんですが」
といろいろな点で事実とは異なる言い訳が口をついて出ました。

あちらの方に一列ハンガーに掛かっています、と言われた方に行ってみると、確かにTシャツは掛かっているんですが、その周囲は一面パンティ天国。
パステルカラーのパンティとキャミソールに囲まれて、おっさんは寄る辺ないったらありゃしない。

しかし、こうなれば毒くらわば皿まで、いろいろ見ていってやろうじゃないの、と腹をくくって女の子やカップルに混じって店内をうろうろ。
(ま、こういうときって、自分が思うほど周りはこちらのことなんて気にしちゃいないもんですけどね)

こちらも時代はローライズらしく、これじゃ半分もお尻入んないんじゃないの、というくらい浅いパンティがほとんど。
ウルトラローライズのTバッグなんざほとんど紐パン。
こっちのティーンズはこんなもんはいとるんかい、と驚くというよりは呆れるという感じでした。
(僕が知らないだけで、日本でもそうなのかもしれませんが)

キャミやタンクトップ、Tシャツなど、どのアイテムもカワイイけれどもガキっぽくはない、という感じで、日本人ならハイティーンから20代前半ぐらいまでがターゲットになるでしょう。
(日本でも流行ると思うんですが、それとももう進出してるんでしょうか)

なかなか気に入ったんですが、残念ながら現状ではだからどうした、でしかないので、大人しく退散しました。

ちなみに、店内にはスタイルのいい女の子しかいませんでした。
これもある種格差社会の一面といえるでしょう。

カッコ良く歳を取るということ2007年12月04日 23時20分

今日はアメリカとは全く関係ない話。

小田和正さんの「自己ベスト2」がオリコンのアルバム部門で初登場1位ということで、自身が持っていた1位の最年長記録を塗り替えたとのこと。
(僕も予約をして、今実家の方に届いています)

小田さんのすごいところは、あの美しい声もさることながら、還暦を過ぎてなおみずみずしいラブソングを作り、歌えること。
世界中見渡しても、小田さんのようなシンガーソングライターはまずいないと思います。

小田さんにせよ、僕の理想の男性像である財津和夫さん(小田さんと同学年)にしても、実に素敵な歳の取り方をしていて、憧れます。

見た目からして、20代のころより50を過ぎてからの方がカッコいい。
野望に満ちてギラギラしている20代・30代ももちろんカッコいいんですが、余計なものが抜けて、かえって男の色気だけがにじみ出てくるようになった50代が、一番男性としての魅力にあふれていると思います。
(太らず、禿げず、という点が大きく寄与しているのは疑いないですが)

変に頑張って若ぶったりしないし、かといって枯れてしまったりもしない、陳腐な表現ですが自然体を貫いている姿も、とても素敵だと思います。

若いころさんざん頑張ったんだから、もう今さら改めて頑張る必要もない。
歳を重ねた今だからこそ表現できるものを歌う、というのが二人に共通したスタンスです。

こういうのって実は今の自分にすごく自信があるからこそできる、ある意味厭味なスタンスなんですが、さらりとそれをやってのけてしまうところが魅力なのです。

同じ世代のミュージシャンで、「団塊の世代よ、まだまだ若いのだから元気出して頑張ろう!」なんてスタンスの人もいますが、こういう悪あがきっぽいのはやはりカッコ悪いですね。
若さを失った自分への自信のなさが透けて見えてしまうから。

まあ、日本の音楽シーンに革命をもたらしてきた人だからこそ、というのは確かですが。
(小田さん=オフコースは言うまでもないでしょうが、財津さん=チューリップも、日本で初めてコンサートをライブと呼んだり(1973年4月の渋谷公会堂でのコンサート)、日本人アーティストとして初めてワンマンアリーナライブや大規模屋外ライブを成功させたバンドなのです)

ついでのトリビアですが、オフコースってシングルでオリコンの1位取ったことないんですよ。
(小田さんがオリコン1位取るのは、「ラブストーリーは突然に」が最初)
「さよなら」ですら2位。
今や超有名曲ですが、「言葉にできない」なんか37位。
なのに、武道館10日連続コンサートや、東京ドームでの解散コンサートを実現させてしまうのですから、それだけ強くファンの心をつかんでいたということの証なのでしょう。
(ちなみにチューリップは「心の旅」で1位を取ってます)

カッコいい人というのは、裏付けのある自信に満ちた人だと思います。
ということは、カッコ良く歳を取るということは、年齢を重ねることに自信を持つということ。
年を経るにつれて当然失うものもあるけれど、それを補い、むしろ上回るものを得ていくということ。

相当に難しいことであることは承知していますが、こういう60歳になりたいな、と財津さんや小田さんを見るたびに思います。

米国滞在日記第41回2007年12月05日 22時55分

帰国まであと一週間。
少しずつ荷物をトランクに詰めたり、とても持ち帰れないお土産は郵送する荷造りをしたりと、カウントダウンの開始です。

帰ったときの仕事の状況はどうも絶望的のようなんですが、それでもやはり早く帰りたいです。

12月になって、街はすっかりクリスマスモード。
お店ではクリスマスセールが始まってますし、職場でも飾り付けが着々と進んでいます。

パーテーションはキラキラのモールで飾られ、オフィスや工場のあちこちにツリーやリースが見られるようになり(一部電飾までついてたりします)、いやが上にもクリスマスムードが高まってきます。

最近は日本でも見られるようになりましたが、ピカピカの電飾で飾り立てる家もちらほら見られます。
しかし、敷地が広い分、その派手さは日本の比ではありません。

日本ではせいぜい大量の豆電球を光らせる程度ですが、あるお宅などキリストが馬小屋で生まれた一場面を再現した電飾の人形が玄関の前に飾ってあるんですよ。

不審者と間違われて射殺されてはかなわないので写真が撮れないのが残念ですが、なかなかすごい光景です。
電気代だけでもバカにならないだろうに。

早く帰りたいのは確かなんですが、クリスマスだけはちょっと体験したいかも、と思います。

来月のクレジットカードの引落予定金額を確認したら、月収をはるかに上回る額になっていました。
これは六本木で3日で35万を使った今年の1月以来。
(ドンペリのピンクを含めてシャンパンを5本空けるとこうなるわけですな)

そのときと違うのは、ちゃんと財政的裏付けがあるということ。
でも、今回の収支は、二ヶ月分の出張手当を入れても完全に赤字。
行く前は大型テレビでも買うか、などと皮算用してたんですが、とてもそんな余裕はなくなってしまいました。

なんかのCMじゃありませんが、プライスレスなものをたくさん手に入れられたので、個人的にはすこぶる満足です。