【宝塚】月組大劇場公演「ロミオとジュリエット」2012年07月09日 22時38分

フランスで大ヒットしたミュージカルの翻案で、宝塚では再々演になります。
僕は前回の雪組公演を見ており、大変面白かったのでそれだけでも期待大なのに、僕が大好きな明日海りおがダブルキャストでロミオとティボルトを演じるというので、いやが上にも期待は高まります。

ロミオ:龍真咲(まさお) ティボルト:明日海りお(みりお)
ロミオ:明日海りお ティボルト:龍真咲

の2通りのキャストを見てきました。
2日続けて両者を見たので、違いがはっきりと分かって面白かったです。

まさおは典型的な王子様キャラなので、ロミオははまり役。
純真無垢な心で一途にジュリエットを愛し抜く姿にひたすら心打たれました。
雪組公演時の音月桂と全く同じ系統だと言えると思います。
一方で、ティボルトは今イチ存在感が出ない感じ。
メイクも工夫してワルな感じを出そうとしているんだけど、いかんせん王子様が無理矢理ワルな振りをしている感が拭えません。
もちろん、それはそれで萌えるんですがw。

一方で、みりおのティボルトはかなりいい。
かなり迫力のあるワルっぷりでしたが、それだけでなく、本当は自分もロミオのように愛のために生きたいのに、キャピュレット家の跡継ぎとして許されない葛藤を表現していて、深みがありました。
一方で、ロミオになると悩めるロミオというか、若干神経質な感が否めず、見ていて少し疲れるキャラクターの作り方ではありました。
もちろん、それはそれで萌えるんですがw。

ジュリエット役の愛希れいかは、ただただ一生懸命やっているという感じ。
研4では致し方ないでしょうし、かなり頑張っていると思います。
「アリスの恋人」のときはまだまだ娘役になりきれていませんでしたが、もうすっかり一人前の娘役で、安心してみていられます。

その他のキャストは、特にマーキューシオは前の雪組(早霧せいな)の方が二枚ほど上手。
狂気と理性の狭間を揺れ動く様があまり出ていなかったように思います。

まさおとみりおは、全く個性の異なるキャラクターを演じ分ける(下手すると1日で両方を演じる)と言うことで、科白・歌・ダンスの量も含めて、大変な負荷だと思いますが、よくやっています。
東京公演も含めるとまだまだずいぶん見ることになるのですが、飽きるということはなさそうです。
みりおを観ているだけで飽きるどころか忙しいのですがw。

コメント

_ manicure ― 2017年05月04日 12時00分

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