※ネタバレあり 【あーや】Aya Hirano FRAGMENT LIVE TOUR 2012@赤坂BLITZ2012年06月23日 02時20分

あーやが好きなのです。

半休取って平日の写真集のサイン会に行ったこともあるし、アニメイトでのトレカのお渡し会なんてのにも行ったことがあります。
ライブで投げるサインボールも持ってます。
2ヶ月の米国研修に出発する日がちょうど「LOVE GUN」の発売日で、品川駅構内のCDショップで買ったら特典のポスターをくれて、駅でトランク開けてポスターを突っ込んだりしたこともあります。
(海外であーやの新譜を聴いた最初の人間の一人でしょう)
チケット運にも恵まれていて、何度か最前を経験しています。

今となっては、判官贔屓に近い気持ちと言っても良いのかもしれません。
才能には恵まれているのに、どうも上手く噛み合っていないところが不憫に思えるというか。

さて、新譜は諸手を挙げて賞賛とは言わないものの、これまでのあーやにはなかったものが出ている感じで、ライブを期待させてくれる内容でした。
新たな客層はどんなかしら、という若干意地悪な気持ちもあり、興味津々で会場に向かったのでした。

客の入りは、「乗車率100%」といったところ。
満杯だけどぎゅうぎゅうではなく、視界は良好で普通に動けるくらい。
終始快適でした。
客層としては、厄介勢もいない代わりに、ライブ馴れした客もそんなに多くはない印象でした。

本人もMCで言っていましたが、肩の力が抜けた感じで、良かったと思います。
文化放送の吉田アナがツイッターで呟いていた通り、今までのライブはぴりぴりした空気でしたが、今日はちゃんとあーやが楽しんで歌っているのが分かり、こちらも良い意味で気楽に楽しむことができました。

セトリも聴きたい曲が概ね聴けて、満足。
「Unnamed world」や「Super Driver」などのガチ曲に加えて、懐かしい「風読みリボン」がきたのはうれしかったですね。
「激奏」以来です。
振りも当時と一緒で、胸が熱くなりました。

ピアノやアコースティックギターも披露してくれました。
こういうのを頑張っちゃうところは変わってないようです。

「FRAGMENTS」では「スターゲイズ・ラブ」が一番好きなのですが、生で聴くとまた格別でした。
こういうスペース感がある曲は好物です。
あーやのちょっとPERFUMEみたいなダンスも可愛かったですし。

今後も追いかけていきたいと十分に思わせてくれる内容でした。
個人的には、テレビの仕事なんかいいからもっと音楽に注力してくれ、と思ってしまうのですが、いずれにせよこれからの活動に期待です。

【山中千尋】Live @Billboard Live TOKYO2012年06月25日 00時21分

パーソネル
山中千尋(p)
江ノ口美穂(b)
岡田佳大(d)

整理番号21番だったんですが、「え、どうしてそこが空いてるの?」という、千尋さんの真正面3列目が空いていたので、迷わずそこに着席。
上手を向いているのでベースもドラムも見渡せる完璧なポジションでした。

何より、千尋さんが目の前5mのところでスタインウェイを目一杯ドライブしてくれるのです。
僕もずいぶんいろいろなライブに参加しましたが、一番プレイヤーが近いライブだったと思います。

ステージに登場するなり、アメリカのライブで演奏中にヌーブラが落ちてしまった話を始め、場内は爆笑。
「しばらく(脚の間に)挟んで演奏してたんだけど、疲れてきたのでマネージャーに『取って』って言ったら、『無理です』って」
「女性の皆さんは、ヌーブラをつける際は、ショーツの色に合わせるんじゃなくて、床に落ちても目立たないように床の色に合わせた方がいいですよ」

誰がここですべらない話をしろと。
ジャズメンって女性もアレゲなのね、と思い知った一幕でした。

先日神奈川県民ホールでのライブを堪能しましたが、箱が狭いせいもあって、とにかく音楽の密度の濃さが比較になりません。
また、プレイヤー同士の距離が近いせいか、お互いの呼吸を確認しながらのプレイングで、とてもスリリングでした。
2ステージ目ということもあってか、のっけから千尋さんもほぐれており、テンションが高かったです。

ピアノを弾く手元を凝視していましたが、凄いとしか言えません。
とんでもない速さかつ強さで弾いているのに、1音1音が全て粒だっており、塗りつぶしたような音には決してなりません。
ただただ呆れて見ていました。

ベニー・グッドマンの「Sing Sing Sing」から始まったんですが、どこにその要素があったのかさっぱり分かりません。
一応伝説のカーネギーホールライブで聞き込んでいるはずなんですが。
楽しかったですけどね。

「Insight Forsight」は、芸人のほんこんさんをイメージした曲だそうで、タイトルも「ほんこん」だったのだとか。
ところが、BSフジの報道番組のテーマ曲に採用されるにあたり、「ほんこん」ではまずいのでそれらしいタイトルに変えたのだそうです。
曲自体はどこがほんこんさんなのかさっぱり分からない、情熱的な曲ですが。

本編ラストはビートルズカバーメドレーで「BECAUSE」~「YESTERDAY」~「MICHELLE」。
特に「MICHELLE」が今日の白眉で、とんでもないハイスピード。
シンバルレガートは、『FOUR & MORE』のトニー・ウイリアムズを彷彿とさせるテンポで、ただただ唖然とするばかり。
思わず立ち上がりそうになるのを堪えるのが大変でした。

アンコールでは、「Rain, Rain and Rain」をやろうとするも、「これさっきやったからやめよう」と言って急遽変更。
メジャーデビュー前の曲をやると言い出したのはよかったのですが、ベースの江ノ口さんが楽譜を持って「これでいいの?」と言いたげにきょろきょろしていたのが面白かったです。
そもそも、アンコールでやる予定だったらしい「星に願いを」を4曲目(だったかな)にさっさとやってしまうし、セットリストそのものが自由というか、ハプニングです。

メンバー紹介の時にたまげたのが、「岡田さんはアート・ブレイキーに招かれてNYに行き・・・」。
なんだそれ?
道理で凄腕なわけだよ。
日本のジャズ界も怖いわあ、と思った次第です。

僕も酒を飲まなければもうちょっと経済的な人間なのですが、当然こんなおいしいシチュエーションではお酒も進むわけで。
ビール1パイントにオリジナルカクテル、白ワイン(ドイツ産リースリング)をハーフボトルきこしめしてすっかり良い気分に。
こういうところで呑みながらみのりんや真綾が聴けたら確実にイクなあ、と思いました。

音楽が火花を散るようにして生まれる、まさにその現場を至近距離で体験できたのは、僕の音楽人生にとって大変素晴らしい経験でした。
耳の宝がまた一つ増えました。

【雑記】2012年上半期のライブ・舞台を振り返る2012年06月30日 11時37分

参加した本数:49本(みのりんカウントダウンライブを含む)
(主な内訳)
みのりん:16
宝塚:12
真綾:6

さすがに年間100本はないでしょうがw、昨年を上回るのは間違いないでしょう。
7月も怒濤のごとき勢いですし。

振り返ってみて、印象深かったものをいくつか。

みのりんのツアーでは、狭い箱の中で大変な熱気に包まれた福岡がベストだったと思います。
神セトリではしゃぎまくった幕張PARTY-FORMATIONも印象的。

CMBのライブは格別でした。
今となっては何となく複雑な想いもわだかまりますが、ステージで繰り広げられた音楽は耳の宝として残るでしょう。

宝塚では宙組のトップコンビサヨナラ公演がインパクトありました。
特にお芝居が、「そこで終わるの?」と良い意味での驚きがあり、強く印象に残っています。
月組のサヨナラ公演も、ショーの方は大変素敵でした。

真綾はFCライブのみで6本という結果に。
とんでもなく小さな箱だった郡山は間近の真綾に興奮しましたし、未亡人ルックだった仙台も素晴らしかったです。
最後のZepp Sendaiということで、非常に感動的なステージでした。

グランロデオのZeppツアーも楽しかったです。
彼らのライブを戦い抜くために、日々体力作りをしているようなものであり、おかげでみのりんのライブで余裕を持っていられるのです。

UNISON SQUARE GARDENのワンマンは、改めて自分が男性ボーカルが大好物であることを再認識させてくれました。
斎藤さんのボーカルは、全盛期の財津さんを聴いているような気にさせてくれます。

クラシックでは、インバル指揮都響のショスタコ4番が大変な名演でした。
CDではラトル指揮バーミンガム市響を愛聴しており、コンパクトかつ無機質にまとめたラトルに対してインバルはかなりマッシブなアプローチ。
ショスタコは力むと得てして失敗するものですが、さすがにインバルは冷静と情熱のバランスが巧みで、非常に感動的でした。
都響の上手さにも舌を巻きました。

山中千尋さんのライブも心の底から興奮させてくれる、素敵なものでした。
編成がシンプルかつ箱も狭いので、今そこで生まれる音楽の熱をダイレクトに感じることができます。
音楽を聴く醍醐味があるライブです。

「生」に触れることは本当に楽しくて楽しくて、もうちょっと自重した方がいいんだけどなあ、と思いつつも、我慢のできない子なので、ついついフラフラとチケットを取ってしまいます。
下半期は少しペースが落ちるかとは思いますが、良い舞台にめぐり逢えることを期待しています。