なぜダイエットに失敗するのか分からない2008年11月25日 22時07分

巷にはいろいろなダイエット法があふれていますが、どうしてそんなことになるのか、僕には全く理解できません。
痩せる方法なんて、一つしかないからです。

それは至って簡単明瞭。
摂取カロリー<消費カロリーという状態に持っていけばいいだけの話です。
健康な20歳代男子の基礎代謝(一日中安静にしていた場合の消費カロリー量)は約2300kcal(女性は若干低いです)。
当然仕事をしたりしていれば、実際には一日で3000kcal程度は消費するはずです。
これよりも摂取カロリーを低くすれば、必ず痩せます。

(もちろん運動をして消費カロリーを増やすという手段もありますが、フルマラソンを走って約700kcalの消費量ということを考えれば、明らかに摂取量を減らす方が効率的です)

僕は高校生のとき、体重増加が原因で椎間板ヘルニアに罹患しました。
そのとき医師に言われたのが、とにかく痩せて腰にかかる負担を減らすこと。
母親が管理栄養士による栄養指導を受け、実行することになったのが糖尿病患者のためのカロリー制限。
僕は一番軽い一日の摂取カロリーを2300kcalに抑えるプランを実行することになりました。

高校生の標準摂取カロリーは一日4000kcal。
その約半分です。
その日以来僕は激しい餓え(空腹なんてもんじゃありません)に苦しめられることになりました。
とにかく空腹でないのは飯を食ったその直後だけ。
30分もすると腹が減ってきます。
最寄り駅から自宅に向かう直前にダラダラと長い下り坂があるのですが、何度その途中で行き倒れになりそうになったか分かりません。

電車通学だったので、いくらでも買い食いはできましたが、僕はひたすら耐えました。
何故なら、とにかくヘルニアが痛かったから。
ヘルニアの痛みってのは脊椎を走る神経を直接軟骨が刺激する痛みなので、生きているのがイヤになる類のものです。
痩せさえすればこの痛みから解放される、という一念で飢えを耐えました。

ある時期を過ぎると、胃が小さくなってさほど空腹を感じなくなりました。
カロリー制限を始めた当初は一週間に1kgずつ落ちていき、結局半年で18kg痩せました。
この体重は16年経った今でも維持しています。

痩せる、というのはやまいだれの漢字であることからも明らかな通り、生物にとって不自然な状態なわけです。
そんな行為をあえてするからには、それ相応の覚悟があって然るべきです。
楽をして痩せる、なんてのは語義矛盾です。

きちんと食生活を改めて痩せると、体質も食に関する考え方も変わるので、まずリバウンドなんてしません。
動機は様々あるでしょうが、きちんとした覚悟を持って臨めばダイエットは失敗なんかするわけないと僕は思います。
逆に、それだけの覚悟が持てないなら、ダイエットなんてするべきじゃありません。
言うなれば、あえて病的な状態を作るわけですからね。

それ以前に、アメリカで2ヶ月生活して身を以て体験しましたが、純日本的な食生活を送っていれば、そもそも太ること自体がありないのですが・・・。

コメント

_ What causes burning pain in Achilles tendon? ― 2017年09月01日 14時12分

Hello colleagues, nice post and fastidious arguments commented here, I
am in fact enjoying by these.

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