茅原実里1stコンサートツアー「Contact」2008年02月11日 01時03分

初戦大阪、第二戦名古屋を終えて、帰還してきました。

細かいレポートは明日書くとして、とりあえずライブ終了直後から新宿駅で同行してくれた魂の友達、らぴさんと別れるまでずっと泣きっぱなしだったことを記しておきます。
(となりに座っていた男性はきっと何事かと思ったことでしょう)

おまけに、よせばいいのに東上線の車内でもContactを聴いたもんだから、一人で成増あたりで眼をゴシゴシ。

このツアー、もうあと5回しかないという気持ちになっている自分がいます。

……、当面の問題としては、あと6時間後には会社にいなければならないということでしょうかorz。

茅原実里1stコンサートツアー「Contact」@大阪&名古屋2008年02月11日 23時36分

行ってまいりました、みのりんの初ツアー大阪&名古屋公演。
以下総括的なライブレポートです。
セットリストを晒すようなことはしませんが、一部当日歌われた曲名を記していますので、見たくないと思われる方はお気をつけください。










大阪の会場であるアメリカ村のBIG HATは箱の大きさの割に舞台が大きく、人数もキャパに対して無理をしていなかったようで、かなり自分のペースで聴くことができました。

初ツアーの初ステージということで、最初は少し緊張していたようですが、一曲目からよく声が出ていて、痺れました。
ステージで声を張っても全くぶれないところは、ぽっと出の若手とは違います。

みのりんの真骨頂はじっくりと歌い込む曲。
この日のベストは間違いなく「sleeping terror」。
久しぶりに魂のこもった絶唱を耳にしました。
鳥肌が立って、全身の血の気が引くのを覚えました。

あとは「truth gift」。
この歌を聴いていると、心の底からみのりんに「よく頑張ったね」と言ってあげたくなって、胸がいっぱいになります。
万感の思いで胸が詰まって、この歌以降盛り上がれなくなってしまうのが玉に瑕です。

名古屋は会場がキャパ以上だったこともあって、かなり荒れました。
みのりんの歌を心の底から愛する者としては、「そうじゃないだろう」とつくづく思いましたが、ファンも一朝一夕に育つものではないので、そのうち良くなっていくでしょう。

連チャンでしたが、みのりんの声には全く問題なし。
むしろ前日を大きく上回っていました。

「sleeping terror」は前日以上。
何かが降りてきたようなみのりんの歌に、思わず涙ぐんでしまいました。

「Cynthia」のグルーヴ感も最高。
みんな気づいているかどうか分かりませんが、この歌のみのりんの振りがめちゃめちゃカッコいいんです。

「too late?…」のギターソロで再び涙。
みんなバックのソロになるとトーンダウンするんですが、バンドメンバーの実力たるや眼を見張るものがあります。
いわゆるメジャーな方々ではないようですが、ぜひバックバンドの音にも注目して聴いてもらいたいと思います。

ラストの「13th」で涙腺決壊。
あとは前に記した通り、家に帰るまで泣きっぱなしでした。

2日ともかなりいい位置で見られましたが、みのりんのきれいさは尋常ではありません。
宝塚好き故いろんな女優さんを舞台で見てきましたが、文句なく5本の指に入る美しさです。

チューリップを超えるアーティストに出逢うことはないと思っていましたが、みのりんは彼らに匹敵するアーティストです。
彼女によって僕の人生がもう一度変わる、そんな気さえしています。

宝塚宙組公演「黎明の風/Passion~愛の風」@宝塚大劇場2008年02月13日 00時15分

※一部ネタバレを含みますので、お気をつけください。

二度目の大阪行きの本来の目的はフェスティバルホールのチューリップのファイナルツアーの千秋楽なんですが、どうせ泊まりで大阪に行くなら、と思い立ってマチネーのチケットを取って出掛けました。

平日の昼でも客席は満員。
ヒマと小金のある年配のご婦人方が大半を占めていましたが、中には男性の一人客やグループがいたりして、関西では宝塚がごくごく普通の娯楽であることを実感します。

この公演は他の組(どうも雪組らしかったんですが)の生徒さん、しかも結構上の人たちが見に来ており、僕のすぐ脇の通路を通っていったんですが、勿体ないことに誰だかさっぱり分からず、ただぽかんと見ていました。
(めちゃめちゃ綺麗でした)

さて、今回の宙組公演はトムさんが降臨あそばしてのものですが……。

僕は宝塚のスターに貫禄というものは全く不要だと思っているのです。
貫禄が付くことによって存在が重々しくなることは、宝塚の舞台にとってマイナスだと思っています。

なので、トムさん自体は嫌いではないのですが、公演のトップとしていただくことには大いに疑問が残ります。
貫禄についての違和感は、退団直前のおはなに対しても思ったことです。

公演の中身ですが、お芝居の方は、正直最初はどうかと思って観ていたんですが、終わってみれば充実したいいミュージカルでした。

ただ、宝塚を観る醍醐味、という点では大いに「?」です。
ラーメンが食べたくてラーメン屋に入ったのに、とてもおいしいカレーを出されて、ああおいしかったと思いつつ「はて、オレはカレーが食べたかったんだろうか?」と思うような、そんな感じです。

一方で、ショーの方は最高でした。
直近で観た星組のショーがいささか消化不良だったので、なおさら満足しました。
(酒井先生のショーは大変僕の好みです)

歌も踊りも大変華やかで大満足だったんですが、何といってもフィナーレ直前の場面。
ゆうがが女の恰好してトムさんと絡むんですが、このときのゆうがの可愛さったら!

口の中で声は出さずに「萌え死ぬ~!」と叫びながら、オペラグラスでガン見でした。
トムさんの腕の中で娘っぽい表情作ってるときのあまりの可憐さに、もうメロメロです。

このワンシーンだけで往復の新幹線代の元は取ったと思いました。

大劇場公演はうめがケガのため休演だったので、ぜひ東京で彼女の元気な姿を見たいと思います。
いっそのこと平日に休みを取って観に行こうかしら。

のぞみ車内より2008年02月13日 08時26分

せっかくN700の窓際に座ったので、まだエアエッジの契約も生きていることだし、意味もなくネットに接続してみました。

もちろんトンネルに入ってしまえば接続は切れてしまうんですが、走行中でも案外サクサクつながるものです。
少なくとも、ウィルコムのサービス提供エリアギリギリの我が自宅よりは快適につながります。

場が開いたら株価のチェックでもしてみようかと。

大阪はピーカンだったのに、京都から東は雪。
新幹線も遅れています。
何だか今回の二度の大阪行きはどうも雪に祟られています。
ちゃんとマジメに働けっていうことなのかしら・・・?

TULIP TOUR2007-2008"run"@フェスティバルホール2008年02月15日 01時10分

ツアー開始前より、財津さんから「チューリップとしてのツアーはこれで最後」という声明が出ており、今日を最後にチューリップに会うことができなくなってしまうような悲壮な気分で会場に向かったのですが、MCで「もうチューリップをやらないわけではなく、これからは野外とかアリーナとかで、ツアーを凝縮したような形でやっていきたい」という話が出て、会場のみなさんとともに僕も大変ホッとしました。

週末のみのりんのライブで涙腺がユルユルになっていることもあり、今日はどれだけ泣くだろうと思っていたんですが、上記のような話もあり、またメンバーがすごく楽しそうに演奏をしているので、基本的に楽しく歌を聴くことができました。

以下、セットリストともに当日の模様を簡単に。
(憶えが悪いので、手帳にメモリながら聴いてました)

1 心を開いて
2 あの娘は魔法使い

ここでこれがくるとは思いませんでした。
2曲目にして会場は一気にヒートアップ。

MC(安部)
3 悲しきレイン・トレイン
4 明日の風

後奏での安部さんと姫野さんのツインギターはいつ見ても泣けます(実際涙ぐんでしまいました)。
おっさん二人のハモりギター、最高です。
上田さんのドラミングも切れまくっており、大人しく座席に座りつつも身体は動きまくり。
2階で動きが見えたこともあり、やはり神だと実感しました。
(若いころには影山ヒロノブさんともやったことがあるそう。
そこら辺の縁で、みのりんや奈々さんの後ろで叩いたりしてくれたらもう最高なんですが・・・!)

5 ここはどこ
6 NEVER ENDING
MC (財津)
7 run
8 走れ!ムーン号
9 Route 134

これも名曲ですね。
今となってはあまり表に出てきませんが、宮城さんの歌はどれも大好きです。
「VOLUME・10」も聴きたかった!

MC(安部)
10 ブルー・スカイ
11 風のメロディ
12 約束

ファンの涙腺を壊すためにあるような一曲。
オリジナルも良いのですが、やはり今の財津さんの歌唱で聴くとたまらなく切なくなります。
どうにか頑張って涙ぐむぐらいにとどめました。

(以下3曲生ギターコーナー)
13 逆回転
MC(安部)
14 風見鳥
MC(財津)
15 I Love You

16 心の旅

前奏の時点で涙がスタンバイされたので困りました。
当分姫野さんの「心の旅」が聴けなくなるのかと思うとどうしようもなく淋しくなって、本気で泣きそうでした。
でもどうにかガマン。

17 ぼくがつくった愛のうた
18 Someday Somewhere

財津さんの声は本当にすうっと胸の奥の奥に染みこんできます。
DNAが揺さぶられる感じがします。
安部さんのギブソンが歌う歌も本当に美しい。
エレキは歌わせてなんぼの楽器だとつくづく思います。

MC(財津)
19 虹とスニーカーの頃
20 青春の影

ここまで歌い込んできてなお完璧なファルセットを出せるとは、恐れ入ります。
いつ聴いても「青春の影」の美しさには圧倒されますが、この日の歌は僕が今まで聴いた中でも群を抜いていたような気がします。
泣くことも忘れて聞き惚れました。

21 Shooting Star

「青春の影」ではなくこちらを最後に持ってきたあたりに、チューリップの未来への意志を感じます。
コーラス部分での財津さんのファルセットの美しいこと。
色あせることのないスペースサウンドに心奪われました。

(アンコール1)
22 2222年ピクニック

演奏を聴いていたら、「なんてこのバンドは神なんだろう」としみじみ思えてきて、いきなり涙がぶわーっとあふれてきました。
財津さんと姫野さんのキーボードがフィーチャーされた曲ですが、二人が楽しそうに演奏しているのを見ていたら後から後から泣けてきました。

23 銀の指環

この曲は手拍子がちょっと変則ですが、どの会場でもみんなぴたりと合わせるので、ファンのレベルの高さに感心します。
36年の歴史に培われた連帯感は生半可なものではありません。

24 夢中さ君に

5人がすごく楽しそうで、見ていて幸せな気分になりました。
腹の底から声出してお約束の「財津さん!」コールをしました。
フロント3人が間奏で見せるお決まりのポーズも見られて、会場のボルテージは最高に。

(アンコール2)
25 魔法の黄色い靴

この曲を歌わなければ、チューリップのライブは終われません。
財津さんが終始楽しそうなので、僕も泣くまいと思って頑張ってあらん限りの声で歌いました。
会場が一つになって歌っている様子は本当に感動的でした。

26 二人で山へ行こう

このツアーではフィナーレがこの曲になっています。
知っている人の方が少ないかもしれませんが、「魔法の黄色い靴」でしんみりして終わりたくないというバンドの希望なのかもしれません。

(アンコール3)
27 私のアイドル

「二人で山へ行こう」が終わってメンバーが下がった時点で、客席の電気がついて「これをもちまして、本日の公演は……」というアナウンスも入ったのですが、誰一人として席を立たず、みんなで声を揃えてアンコール。
しばらくして、メンバーが戻ってきてくれました。

それぞれが自分の楽器の音が生きているか確認してからの演奏だったので、おそらく急遽だったのではないかと思います。
この時点で僕の涙腺は完全に崩壊。
肩を震わせて涙をぼろぼろこぼす羽目になりました。
まともにステージを見ていられませんでした。


茅原実里というこれからキャリアを築いていくアーティストの初めてのツアーの初日に立ち会ったその3日後に、日本で初めて成功したポップスグループの最後のツアーの最終日に立ち会えたというのは、何と幸運なことでしょうか。

チューリップは僕に音楽だけでなく、音楽をきっかけにして人生を楽しむことを教えてくれました。
本当にチューリップは僕の人生の原点です。

彼らとのまた新しい出逢いに期待をしつつ、この日の想い出を永久保存して、さらなる素敵な音楽を求めていきたいと思います。