【雑記】ツアーのセットリスト2010年05月19日 21時34分

異論があるかもしれませんが、僕の持論を。

ツアーのセットリストって言うのは、本来全公演共通であるべきだと思っています。
ステージと聴衆は一期一会であることが前提であるべきであり、セットリストをいたずらに変えたりせずに、どの公演でも同じ感動を与えられるようにしなければなりません。

ただし、そうはいっても、特に声優系のアーティストの場合は、何公演も回るコアなファンがいてこそツアーが成り立っているというのも現実としてあります。
それを興行側も認識しているからこそ、SALツアーでは3パターンのメドレーと、3パターンのアンコール2曲目を用意したのでしょう。
僕はそのことに非常に感動しました。

「そんなの当たり前のサービスだろ」と思うのは、奢りだと僕は思います。
公演ごとに曲目が異なるというのは、演奏側にとって大きな負担であることは想像に難くありません。
(例えば僕などのように)何公演も回って全パターンに接することができる人はいいですが、例えば1公演しか参加できない「サンフラ」が大好きなファンが、参加できる公演でそれにぶつからなければ、なまじ他のパターンでは演奏される分、落胆も大きいでしょう。

多くのお金と時間を費やすとついつい自分が優れたファンであるように錯覚してしまいがちですが、もちろんファンに優劣などありません。
自戒せねばなるまいな、と最近思っています。

【みのりん】Minori Chihara Live Tour2010「Sing All Love」@仙台イズミティ212010年05月19日 21時35分

久しぶりにゆっくり日記が書けるので、1日を通してつづってみたいと思います。

8時ちょい過ぎに上野を出るはやて5号に乗車。
車内では某社の決算資料を読み込んでいました。
一応簿記2級を持っているので、P/LとB/Sは読めます。
ときには芸を身を助けるもんです。

仙台着後、市営地下鉄に乗り換え。
泉中央に着くにはしばらく時間があるので、引き続き決算短信を眉間に皺寄せて読んでいたら、マイミクむすび丸さんとばったり。
思いっきり「表の顔」をしているのを見られて、何となく恥ずかしかったです。

物販列に合流するなり、マイミク38さんに「今日のタペ見ました?まだなら早く見てください」といきなりの叱責。
何がなにやら分からぬまま、珍しく外に向けて掲げてあるその日の限定タペストリーの図柄を見て、大いに納得。
感想を求められて咄嗟に出てきたのが、「直前」。
意味するところはご想像にお任せします。

午後から合流のマイミクさんを待つ暇つぶしに、今ツアー初めて物販2周。
後から来られるマイミクさんの分の確保もありましたが、この日のは保存用を買っても良いかな、と思いました。

仙台参加の親しいマイミクさん7名ですぐ近くの「利久」に。
調子に乗って定食1.5人前にご飯大盛り、とろろをつけて食前に生中をやらかしましたが、ペロッといっちゃいました。、
「仙台の牛タンは神」ですwww。

腹がくちくなった後は、何をするでもなく、近くのイトーヨーカ堂の前の広場でグダグダ。
しばらくまったりした後、結局おみやげと帰りの新幹線で食う晩飯を確保するために仙台駅へ。
地元のむすび丸さんのナビゲーションで美味しいスイーツにありついたり、なかなか有意義でした。

当日の席は会場のほぼど真ん中で、広島とおおむね一緒。
この日は、僕に広島についての日記をスタッフが読んだみたいに、みのりんのボーカルのボリュームが適切に設定されていて、非常に聴きやすかったです。

前回広島から中5日空き、仕事はタイトながらも睡眠時間はそれなりに確保したおかげで、久しぶりに体調が万全なライブでした。
飛ぶにもすごく身体が軽く、楽だった反面、CW後半がいかに身体が重かったかを改めて実感しました。
Destinyやサンフラが楽に感じられたのは久しぶりです。

一方で、SALツアーで完全に喉を潰したことも実感しました。
完全に復調したつもりだったんですが、後半戦は完全に声を出しづらくなってしまっていました。
元々声帯が弱く、一日ぐらいなら何とか持ったんですが、CWの間中叫びっぱなしだったので、壊れてしまったようです。
ま、みのりんのためなら全然問題ないですけどね。

右隣はツアー初参戦のようで、最初はだいぶ大人しかったのですが、僕が終始煽りに煽ったので、最後にはすごいノリノリになっていました。
僭越ながら、こういう光景を見るとこちらもテンションが上がります。

みのりんは最初の方はちょっと喉に疲れがあるのかな、と思いましたが、曲が進むたびどんどん上げていき、途中から全くそんなことは感じさせなくなりました。
本当に大したものです。

最終のやまびこで帰京するので、終演後はダッシュ。
マイミクさん4人と同じ新幹線で、みんな席はバラバラなのに、空いているのを良いことに3人がけを回転させてボックスにして、酒盛りしてました。
特にたくみさんととしさんとは、台湾で知り合ったもののゆっくりお話しする機会はこれが初めてだったので、楽しかったです。
案の定同じ穴の狢であることを再確認できたわけですがwww。

そんなこんなで、大変有意義な一日でした。
ただライブを聴きに行くだけならば全公演制覇までするかどうか微妙ですが、その周辺もまた楽しいから、ついついやっちゃうんですよね。

あと2回しか残っていないとかは、考えない方向で。

【雑記】書棚の模様はそのままその人の人となり2010年05月19日 21時36分

一人暮らし先から持ち込んだ、社会人になってから購入した書籍を整理するために、ニトリで大きな書棚を購入し、組み立てるところまで流行ったものの、肝心の書籍の整理ができていなかったので、久しぶりに時間ができた今日、時間を掛けてやってみました。

いの一番に並べたのが、現在岩波書店から刊行中の「フロイト全集」。
なかなか時間と精神力が取れず、半分以上読めていません。
症例「ドーラ」や「鼠男」あたりは読んでおきたいのですが・・・。
SALツアーの移動時間を利用して、何とか「トーテムとタブー」を読了したので、その勢いを駆っていきたいところです。

小説では恩田陸がほとんどですね。
それに筒井康隆の新刊。
僕の大学4年生のときの先生でもあった佐藤亜紀『雲雀』はどうにも難解で、今ひとつ内容が理解できなかったのを憶えています。

一時期高橋和巳に傾倒し、著作の大部分を購入したのですが、そのかなりの部分が未読のまま積んであるのが惜しいところです。
読むのにかなり精神力が必要な上、長いので、なかなか踏ん切りが付きません。
『さわやかな朝がゆの味』所収の「失明の階層」や「孤立無援の思想」は、政治的人間でもある僕に大きな感銘を与えてくれました。

満州事変の首謀者、石原完爾の『最終戦争論』も忘れがたい著作です。
とんでも本といえばそうなんですが、戦時中の日本にこうした視点で世界を見うる人物がいたことは非常に興味深いと感じました。

社会人になって少ししてから、田辺聖子の時代物を再読しました。
僕の最初の源氏体験である『新源氏物語』や、素敵なエッセイ『文車日記』、『小倉百人一首』などは、僕の乏しい古典知識の根幹です。

積みになったままの本はたくさんあるんですが、吉本隆明の『共同幻想論』はちゃんと読まないとなあ、と思う一冊。
東浩紀を読んだ後に買ったのか、経緯は憶えていないのですが、必読の一冊だよなあ、と反省しました。

僕の書棚で一番のボリュームを占めているのが、『グイン・サーガ』。
113巻で止まってしまっているので、先に進めないとと思います。

日本橋ヨヲコの作品は、僕にとって特別です。
『極東学園天国』は僕の終生の宝物です。
現在連載中の『少女ファイト』も本当に勇気をくれる作品です。

東京で開かれる西欧絵画の企画展には極力足を運ぶようにしています。
ずいぶんたくさんの図録が集まったのですが、「ウィンスロップ・コレクション(ラファエロ前派)」「プラド美術館展」「ウィーン美術史美術館名品展」「栄光のオランダ・フランドル絵画展」を書棚に収めました。

同人誌はBL、男性向け、創作からバランスよく選びました。
「ギアス(一期)」や「エウレカセブン」のエロ同人誌は、なかなか懐かしかったです。
改めて「アイシールド21」と「ハルヒ」には良い同人誌が多いのを実感しました。

長年継続して読み続けている創作百合サークルの本は、全冊並べました。
商業誌でも書かれている作家さんで、とても素敵なラブストーリーを紡がれるので、コミケの楽しみの一つです。

図らずも大学を出てから今日までの道程をたどったような気分になってしまいました。
じっくり本を読む時間と心の余裕がほしいです。