ラガヴーリンの甘いワナ2009年05月24日 21時27分

一ヶ月半ぶりのご無沙汰で六本木のお店に顔を出すと、ママが僕用にラガヴーリンの16年を用意してくれていました。

一時期シングルモルトに凝っていたことがありまして、その当時は新宿のとあるバーに通っていろいろなマニアックな酒を飲んだものですが、一番僕にしっくりくるのはラガヴーリンでした。
音楽にせよマンガや小説にせよ、とんがったものが好きな僕には、アイラ・モルトの中でも一番ピーティーなラガヴーリンがお気に入りになり、愛飲しています。
10年物の若いヤツなんかはグラスを口に近づけた時点でむせ返りそうになるピート臭がたまらんですし、逆に25年物くらいになると濃厚な熟成された香りの中にトゲがあるような、酸いも甘いも噛み分けたおネエさまを相手にしている(?)気になります。

どうも僕の中ではラガヴーリンは12年がベーシックという思い込みがあったのですが、本当は16年が標準なんですね。
バーではいつも「ガツンと来るヤツを」と言っていたので、若いのを出してくれていたんでしょう。

16年は程良く熟成が利いて、まろやかな中にもきちんとピーティーな感じは活きていて、いくらでも飲めてしまいます。
そう、これがワナでありました。

バーで男友達と二人じっくり飲むときは、口直しのカクテルを間に挟み、そして何よりかなりな量のチェイサーを飲むんですが、昨晩は良い気分になってスイスイと、そしてろくにチェイサーも飲まずに、飲み続けてしまいまして・・・。

要はへべれけになってしまったのですね。

店にいる間はそんなに酔ったふうでもないつもりだったんですが、ストレートで飲んでると後からガツンと来るもんで、まず店を出て六本木交差点に向かっていたはずが気がつくと何故か六本木一丁目の駅の前にいました。
戻るのも面倒くさいし、戻ったところで電車はもうないのでHEY,TAXI!
歌舞伎町のドンキの前で降り、ホントはもうちょっと正気だったら徹夜一人カラオケを敢行するつもりだったんですが、さすがにそれは無理、という判断がこれは正常に働き、歌舞伎町の「定宿」に転がり込んでバタンキュー。

しかし、しばらくするとみぞおちのあたりからエマージェンシーコールがあり、飛び起きてお手洗いへDASH!
ほとんど物を食っていなかったので(これも良くなかったのですが)、基本的には個室に立てこもって気分が落ち着くのを待つのみ。

で、しばらくして落ち着いたんですが、今度は急にしゃっくりが止まらなくなってしまいました。
しゃっくり自体何年ぶりかでしましたが、自分の身体から出ているとは思えないとてもラブリーな声(?)が止まらず、難儀しました。
どうしても止まらないので、ままよ、と横になったら速攻で眠ってしまいました。

朝目覚めると、まだちょっと残ってはいるものの取り立てて気分は悪くありません。
外に出ると本降りの雨。
ちょいと頭を冷やすか、とちょっぴりハードボイルドな気分になって、雨に濡れながら駅までとぼとぼ歩いたのでした。

いやまあ、いい歳なんだからもうちょっと落ち着いた飲み方をしろって話ですよ。
ラガヴーリンの誘惑には勝てませんので(それ以外の誘惑にも・・・?)またフラフラと出掛けてしまうんですが、今度からは「東京のおいしい水」のペットボトルでも傍らに置いて飲みますかね。

そんな中でもちゃっかり女王様たちに布教用の『Parade』を渡すのは忘れないあたり、我ながらしっかりしているというか、何というか・・・w。

コメント

_ How do you stretch your Achilles? ― 2017年09月01日 12時50分

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