ライブにおけるマナー(モラル)について ― 2009年02月03日 22時25分
奈々さんのコミュやみのりんのコミュに表題に挙げたテーマのトピが立っており、しばらく読んでいたのですが、議論されている内容に対して大いに疑問を感じたので、みのりんのツアーが近いこともあり、自分なりの考えをまとめてみることにしました。
僕は面と向かってする議論は大好きなのですが、相手の顔が見えないし何よりレスポンスに時間のかかるWEB上の議論というのが大嫌いなので日記に書きますが、もしご意見がある方はご遠慮なくコメントをいただければと思います。
僕は以下の3点が守られているかぎりライブ会場では何をやっても差し支えないと考えています。
①アーティストが望まない行為ではないこと
②周囲の他の聴衆に迷惑をかけないこと
③アーティストのメッセージを受け取り、アーティストと心を1つにするためにする行為であること
この原則に依って立てば、無益な議論は発生し得ないと僕は思います。
例えば、オタ芸について言及すると必ず「何を持ってオタ芸とするのか」という本筋から逸れた原則論になってしまうのですが、③の点に注目すれば自ずと何をするべきではないかに気づくことができるはずです。
動きの大小とかそんなことはどうでもよくて、身体を動かしたり声を上げたりすることが手段ではなく目的となってしまっている時点で、舞台上のパフォーマンスはもはや二次的なものになってしまっているわけですから、アーティストと真正面から相対すべき聴衆としてのモラルに欠ける行為と言わざるを得ません。
従って、奈々さんの武道館でいわゆる「コール本」とでもいうべきものが配付されていましたが、作成し配付した方々の情熱には頭が下がる一方で、その趣旨には首を傾げざるを得ないのです。
野球やサッカーの応援じゃないんだから、かけ声を揃えることなんぞに腐心する前にまずちゃんと歌を聴こうよ、と思ってしまうのです。
聴衆の心ばかりが勝手に一つにまとまっても仕方ありません。
アーティストのパフォーマンスを心と身体に感じて、その反射としてシャウトしたり身体が動いたりするわけで、みんながみんな意図的に同じ反応をしようとすることには違和感を覚えます。
もちろん、いわゆる「お約束」を否定するつもりはありません。
奈々さんで言えば、いわばオフィシャルのお約束である「タオル曲」なんかはライブを盛り上げる上で必要不可欠なスパイスだと思いますし、今回のツアーで定着した『DISCOTHEQUE』での「ちゅるぱや」コールなんかは、あのとてもチャーミングな歌と奈々さんを核にツアー参加者が何の示し合わせもなく一つになった例であり、アーティストと聴衆の心が一つになった好例だと思います。
みのりんの『純白』での白いサイリウムも言わずもがな。
舞台上のパフォーマンスとは関係なく恣意的に行われる行為一切は、周りに迷惑をかけるとかそういう問題とは関係なく、聴衆としてのモラルに反すると思います。
着替え後のMCにおける「回ってー!」に対する異論は、僕にはその意味するところが理解できませんでした。
「ライブの流れを妨げる」というのであれば、そもそもライブにおいてわざわざ歌を中断して着替えること自体が流れを妨げる行為なわけで、着替えなどするな、ということになってしまいます。
そこをあえて着替えるということは、いろいろな衣装を見てもらいたいというアーティストの側からの意思表示なわけであり、それに対してレスポンスをするのはファンならばむしろ当然のことです。
特に奈々さんについて言えば、「回ってー!」に関連するやりとりを明らかに楽しんでおり、アーティストと聴衆が双方向のやりとりを交わす貴重なきっかけとなっているわけで、異論を差し挟む余地などないと思います。
ただし、そういうことを楽しめるアーティストばかりではないでしょうから、それが前記①に抵触するような場合には即刻止めるべきなのは言うまでもありません。
UOについての議論もよく分かりませんでした。
人が何本折ろうが、そんなのは自由だと思います。
もちろん使用済みのものを床に散らかしたまま帰るとか、その後の処理ができないというのは別の問題としてありますが、少なくともライブの最中の問題としては成立しないと思います。
確かに頻繁にUOを目の前で振られたら鬱陶しいと思う向きもあるかもしれませんが、自分はそれが不快だから止めろと言うのは、背が高い人に邪魔だから俺の前で飛んだり腕を振り上げたりするなと言うのと同じ暴論だと思います。
僕も奈々さんのツアーではそれなりにUOを折りましたが、それは「僕はこの歌からこれだけのパワーをもらっていますよ」という僕なりのメッセージであり、むやみやたらと叫んだりするよりは歌を聴く邪魔にもならないし、こちらのパッションを表現する有効な手段であると考えています。
しっとりと聴くべきバラードナンバー(例えば『深愛』とか『花束』)でUOを折る人がいれば、確かにそれはうざいですが、それはもはやマナーとか以前に感受性の問題なので、その観点で云々しても仕方のないことでしょう。
もちろん①と③はクリアしていても②に抵触をするケースもままあるので、特に極限状態になりやすいライブ会場では気を付けたいところです。
飛ぶにしても真っ直ぐ飛んで真っ直ぐ降りないと隣の人に迷惑をかけますから、気を付けなければなりません。
それには結構筋力が必要ですから、日頃から鍛えておくぐらいの心構えは持っているべきでしょう。
その場のノリだから、では許されないことも多々あるので、これは自戒を込めて気を付けたいいと思います。
えらそうにずらずら書き立てましたが、ライブはアーティストとそのパフォーマンスがあって初めて成り立つもの。
その2つが最大限尊重されなければなりません。
みんながそのことを深く胸に刻んでおれば、何も問題は起こらないはずなのです。
僕は面と向かってする議論は大好きなのですが、相手の顔が見えないし何よりレスポンスに時間のかかるWEB上の議論というのが大嫌いなので日記に書きますが、もしご意見がある方はご遠慮なくコメントをいただければと思います。
僕は以下の3点が守られているかぎりライブ会場では何をやっても差し支えないと考えています。
①アーティストが望まない行為ではないこと
②周囲の他の聴衆に迷惑をかけないこと
③アーティストのメッセージを受け取り、アーティストと心を1つにするためにする行為であること
この原則に依って立てば、無益な議論は発生し得ないと僕は思います。
例えば、オタ芸について言及すると必ず「何を持ってオタ芸とするのか」という本筋から逸れた原則論になってしまうのですが、③の点に注目すれば自ずと何をするべきではないかに気づくことができるはずです。
動きの大小とかそんなことはどうでもよくて、身体を動かしたり声を上げたりすることが手段ではなく目的となってしまっている時点で、舞台上のパフォーマンスはもはや二次的なものになってしまっているわけですから、アーティストと真正面から相対すべき聴衆としてのモラルに欠ける行為と言わざるを得ません。
従って、奈々さんの武道館でいわゆる「コール本」とでもいうべきものが配付されていましたが、作成し配付した方々の情熱には頭が下がる一方で、その趣旨には首を傾げざるを得ないのです。
野球やサッカーの応援じゃないんだから、かけ声を揃えることなんぞに腐心する前にまずちゃんと歌を聴こうよ、と思ってしまうのです。
聴衆の心ばかりが勝手に一つにまとまっても仕方ありません。
アーティストのパフォーマンスを心と身体に感じて、その反射としてシャウトしたり身体が動いたりするわけで、みんながみんな意図的に同じ反応をしようとすることには違和感を覚えます。
もちろん、いわゆる「お約束」を否定するつもりはありません。
奈々さんで言えば、いわばオフィシャルのお約束である「タオル曲」なんかはライブを盛り上げる上で必要不可欠なスパイスだと思いますし、今回のツアーで定着した『DISCOTHEQUE』での「ちゅるぱや」コールなんかは、あのとてもチャーミングな歌と奈々さんを核にツアー参加者が何の示し合わせもなく一つになった例であり、アーティストと聴衆の心が一つになった好例だと思います。
みのりんの『純白』での白いサイリウムも言わずもがな。
舞台上のパフォーマンスとは関係なく恣意的に行われる行為一切は、周りに迷惑をかけるとかそういう問題とは関係なく、聴衆としてのモラルに反すると思います。
着替え後のMCにおける「回ってー!」に対する異論は、僕にはその意味するところが理解できませんでした。
「ライブの流れを妨げる」というのであれば、そもそもライブにおいてわざわざ歌を中断して着替えること自体が流れを妨げる行為なわけで、着替えなどするな、ということになってしまいます。
そこをあえて着替えるということは、いろいろな衣装を見てもらいたいというアーティストの側からの意思表示なわけであり、それに対してレスポンスをするのはファンならばむしろ当然のことです。
特に奈々さんについて言えば、「回ってー!」に関連するやりとりを明らかに楽しんでおり、アーティストと聴衆が双方向のやりとりを交わす貴重なきっかけとなっているわけで、異論を差し挟む余地などないと思います。
ただし、そういうことを楽しめるアーティストばかりではないでしょうから、それが前記①に抵触するような場合には即刻止めるべきなのは言うまでもありません。
UOについての議論もよく分かりませんでした。
人が何本折ろうが、そんなのは自由だと思います。
もちろん使用済みのものを床に散らかしたまま帰るとか、その後の処理ができないというのは別の問題としてありますが、少なくともライブの最中の問題としては成立しないと思います。
確かに頻繁にUOを目の前で振られたら鬱陶しいと思う向きもあるかもしれませんが、自分はそれが不快だから止めろと言うのは、背が高い人に邪魔だから俺の前で飛んだり腕を振り上げたりするなと言うのと同じ暴論だと思います。
僕も奈々さんのツアーではそれなりにUOを折りましたが、それは「僕はこの歌からこれだけのパワーをもらっていますよ」という僕なりのメッセージであり、むやみやたらと叫んだりするよりは歌を聴く邪魔にもならないし、こちらのパッションを表現する有効な手段であると考えています。
しっとりと聴くべきバラードナンバー(例えば『深愛』とか『花束』)でUOを折る人がいれば、確かにそれはうざいですが、それはもはやマナーとか以前に感受性の問題なので、その観点で云々しても仕方のないことでしょう。
もちろん①と③はクリアしていても②に抵触をするケースもままあるので、特に極限状態になりやすいライブ会場では気を付けたいところです。
飛ぶにしても真っ直ぐ飛んで真っ直ぐ降りないと隣の人に迷惑をかけますから、気を付けなければなりません。
それには結構筋力が必要ですから、日頃から鍛えておくぐらいの心構えは持っているべきでしょう。
その場のノリだから、では許されないことも多々あるので、これは自戒を込めて気を付けたいいと思います。
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コメント
_ manicure ― 2017年05月04日 03時17分
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