米国滞在日記第10回2007年10月26日 22時59分

ビーフ&チキンコンボボウルとクラムチャウダー
アメリカの飯は不味いとよく言われますが、そんなことはないと思います。

正確に言うと、カリフォルニア・キュイジーヌみたいな、いわゆる「本場アメリカの料理」はまだ食べていないので分かりません。
ここは多民族国家なので、いろいろな国の人たちがルーツの国の料理を出しており、それらはどれもこれもおいしいです。
一昨日はインドカレー、昨日はベトナム料理でしたが、どちらもちょっとアレンジされていましたが、おいしかったです。
ちょっと前に食べた韓国料理は、ソウルで食ったのよりずっとうまかったです。

ただ、アメリカでしか味わえない味かというと、そこまではいかないかな、と思います。
東京でも当たりの店に行けば食えるかな、というレベル。

しかし、アメリカならではの味が2つあります。

1つは、もちろんハンバーガー。
日本でもおなじみのマックやバーキンの他にも地場のチェーン店がいくつもあって、どれもが日本で我々が普通に食べるハンバーガーとは二味も三味も違ううまさです。

いくつか食った中で一番うまかったのがIN&OUT(だったと思うんですが)という店のハンバーガー。
ハンバーガーとチーズバーガー(とポテト)以外のメニューがないという店なんですが、肉の味が濃いというのか、僕らが子供のころやっていたラッキーストライクのTVCM (意味もなく色男と色っぽいネエちゃんが絡むヤツ)みたいな、もうムキムキのアメリカって感じの味で、あのCMと同様これは日本ではムリだな、と思いました。

ちなみに、まだマックやバーキンには行っていません。

そして、もう一つが、他でもない吉野家


これがうまいんですよ。

何たって国産牛ですからね、こっちじゃ。
やっぱり肉がうまい。

まず厚みが違う。
多分1.5倍くらいの厚さにカットされていると思います。
そして量が多い。
丼勘定なんですよ(別に上手いこと言ったわけじゃないですヨ)。
この間なんか、肉とご飯がほぼ同じかさで盛られてきて、他人事ながらもうちょっと重量管理をちゃんとやった方がいいんじゃないかと心配になりました。

ご飯の出来はもちろん日本の方が上ですが、こちらも不味いほどではないです。

そして意外にうまいのがクラムチャウダー
「吉野家でクラムチャウダー?」と言うなかれ。
会社に人にうまいと聞いていたので、今日初めてトライしてみたのですが、確かにこれがかなりいけるんです。

しょうゆを入れるのがミソ。
そのままだとちょっと塩気が薄いんですが、付いてくる小袋のしょうゆを入れるとぐっと旨みが増すんです。
結構具もゴロゴロ入ってるし、ちゃんとクラッカーも付いてくるし、みそ汁なんぞよりよっぽど気が利いています。
(写真のクラムチャウダーは、クラッカーが多すぎで何だかよく分からなくなってしまいましたが)

今日食ったのは、これも初挑戦のビーフとチキンのコンボ。
チキンはいわゆる照り焼きになっており、こちらも悪くないです。
でもやっぱり牛肉のうまさには敵わない。

あまり牛丼ばかり食う気もありませんが、あともう何度か食べる価値はあると思っています。

食べ物の話で言うと、うちの会社で作っている製品の話が出来ればとても面白いのですが、その話をするとすぐに勤め先が特定できてしまうので、こちらでは出来ず残念です。

明日は送別会なので更新はなしです。
(毎日毎日長文の更新をしているのは、要はテレビを見ることもできないし、ヒマだからです)
その代わり、流れによってはまたおバカな夜遊びに繰り出すことになるかと思うので、ネタが仕入れられるのではないかと思います。

しかし、日本から遠く離れたTUSTINという小さな住宅街で、吉野家の牛丼食いながら、日本よりも早くジャンプ読んでるってのは変な気分です。
これもグローバリゼーションってヤツなんでしょうか。