【坂本真綾】LIVE TOUR 2011“You can't catch me”@東京国際フォーラム2日目2011年06月05日 11時13分

まず驚いたのが、前日と比較して音が改善されていたこと。
やや物足りないボリュームだった低音が厚くなり、ベースのラインやバスドラがはっきり聞こえるようになっていました。
その他の楽器も分離が良くなり、また少しピーキーだったエレキギターは角が取れて丸くなっていました。
座席の位置は前日とほぼ一緒だったので、気のせいではないはず。
いやはや、大したものです。

中島美嘉のツアーにも帯同しているコーラスのハルナさんのみこの日は欠席。
前日も富山から(石川だったかな?)駆けつけたそうです。
そしてバンマスの北川さんは娘さんの運動会に参加できなかったとか。
延期の影響がちらほら出ていました。

前日はゆったりとした雰囲気で濃密な歌の世界を堪能するといった感じでしたが、この日は白熱したパフォーマンスの渦に否応なしに巻き込まれました。
F1でいえばモナコとモンツァほどの違い。
客席も熱かったです。

セットリストで前日と異なるのは1曲だけ。
真綾は毎回同じことをして、毎回が特別なライブになることを目標にすると語っていますが、この2日間はそれが達成されたと言っていいと思います。

後半のノリ曲での、真綾の気合いの入りっぷりがすごかったです。
真綾のライブで飛ぶことはないと思っていたのですが、飛ばざるを得ませんでした。
ただ勢いに釣られるのではなくて、歌のパワーに突き上げられる感覚がとても気持ちよかったです。

この2日間の本来の公演日である4/23と24は、それぞれアルバム「グレープフルーツ」とシングル「約束はいらない」の発売日。
アンコール1曲目はそれにちなんでの選曲でした。
前日は「グレープフルーツ」から「I And I」というレアな選曲でしたが、この日はもちろん「約束はいらない」。
僕がこの曲を聴くのは「タナボタ3」以来、2度目。
そのときは号泣したのですが、今回はそれどころでは済みませんでした。

この曲を歌う真綾の迫力は尋常ではありませんでした。
真綾の背後に明らかに何か大きなものが見えました。
喩えは悪いのですが、ドズル・ザビの最期みたいな感じです。
打ちのめされて震えが止まらず、正直立っているのもやっとでした。

良し悪しや高い低いはそれぞれの価値観ですが、真綾は他の人とは明らかに違うステージに立っていることを改めて実感しました。
大げさかもしれませんが、こんなライブを知ってしまうことはむしろ不幸なことなのではないか、と思いました。

ツアーファイナルの仙台がどうなってしまうのか、期待は高まるばかりです。

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