【ネタバレあり】財津和夫ライブツアー2010@大阪NHKホール2010年03月29日 23時41分

元々クラシック用のホールである当ホールは、当たり前ながら前日の日本ガイシホールの音とは段違い。
最上手とお世辞にも良いとは言えないポジションでしたが、響きがよいので音の偏りは気になりませんでした。

次のライブまで5/27の藤岡まで間が空くので、中間の総括をしておこうと思います。
一部セトリを晒しますので、閲覧の際はご注意ください。


前回の「LIVE & TALK」から、今まであまり歌ってこなかった80年代半ばから90年代前半の歌を披露してくれるようになり、うれしい限りです。
「たったひとりのオーディエンス」や、メドレーの一部ながら「OUR SONG」「まるで愛のように」が聴ける日が来るとは思っていなかったので、うれしい限りです。
「急行の停まる街」や「メルティング」も良いですね。

数年前の財津さんはやや衰えが気になりましたが、今の財津さんは非常に声が美しく、「まるで愛のように」のファルセットなどは、今の方が高くてきれいなくらいです。
あの美しいファルセットで「愛のように・・・」と繰り返し歌われるラストは、聴くたびに涙を禁じ得ません。

ピアノ弾き語りで歌われる「ぼくがつくった愛のうた」も僕は大好きです。
歌詞に歌われるように、実生活でも子供が独立し、夫婦どちらかが旅立つことを頭の片隅に置く年齢になって、思うところがあるのでしょう。
オリジナルは姫野さんボーカルということもあり明るい歌ですが、ちょっと淋しい歌になっています。

「心の旅」は完全にみんなで合唱する歌になっていますが、これがかなりハード。
フルコーラスをオリジナルキーで、腹の底から歌うと、奈々さんやみのりんのライブでのコーラスどころではなく喉を酷使します。
ここだけはハードさで財津さんのライブが上回っているところですね。

アンコール1曲目の「あの娘は魔法使い」のBメロの「パンパパン」がどの会場も完璧に揃うのでいつも楽しくてしかたありません。
35年間培われてきた歴史は伊達ではありません。

ナニワのファンはさすがに分かっていて、今日はちゃんとダブルアンコールをやってくれました。
ちなみに曲は「二人だけの夜」です。
みなさん、聴きたいですよねw。
この日の財津さんは本当にノリノリで、サビでコールアンドレスポンスを入れてくれたりしました。

3時間頑張る若手声優さんのライブに比べれば時間は短いですが(ただ曲数はそんなに変わらないはず。着替えたりしないし、アンコールまでの時間も 1分ない位なので)、大変濃い時間です。
この歌声を2ヶ月聴けないとなると、淋しくてたまりません。