【時事問題】いい加減に腹を括るべきである2009年12月10日 23時58分

我慢できないので書き記しておく。

一つあらかじめ断っておくが、僕はアメリカが大嫌いである。
9.11の折には心の底から「ケケケ、ざまあ」と思っていた。
しかし、大変遺憾なことであるが、現在我が国の安全保障はほぼ100%アメリカの武力に依存している。
そうである時点で、我が国はアメリカとの関係において大きな枷を一つ背負っていることになる。

何しろ向こうはいざとなれば命をかけて働くことになるのである。
その相手に中途半端な態度で臨めばそれは大いに失礼なことであるし、そもそも自分の命にも跳ね返ってくることである。

米軍基地を腐った生ゴミが入ったバケツのように思っている人がどうも多いようだが、米軍なくしてどうやって身を守ろうというのか。
日本にとっての脅威は国土の北西方面からやってくるのである。
それに対する備えを太平洋上の島に作ってどうするというのだろうか。

現状の米軍の軍備が日本を防衛するには過剰であり、適正な規模にまで削減する必要があるというのならば、それは正しい言い分である。
しかしそれを主張するには、綿密に練られた案が必要となろう。

間違っても、うるさいからどこかにやる、という低い次元で語られていい問題ではない。

普天間移設に関する合意は旧政権のものであり、異なる案を掲げて政権を得た我々はそれを受け入れるわけにはいかないと主張するなら、それはそれで民主主義国家の政府として一つのあるべき姿であると思う。
しかし、それをするならば、米政府との関係悪化をおそれず、真っ向から米政府と対峙しなければならない。
相手の要求は丸飲みできないが、面と向かって突っぱねることも怖くてできず、結局そっぽを向いてごにょごにょ言うことを聞きたくない風なことを呟き続けるようなマネは、まともな国の外交姿勢ではない。
少しは中国人のふてぶてしさを見習うといい。

いっそのこと沖縄のどこかの沖合に人工島を建設して、そこに沖縄県内の米軍基地を集約したらどうか。
こども手当・高速道路無料化・高校授業料の無償化、この3つだけでざっくり3兆円である。
この金を使えば島一つ作るくらいはできるのではないか。
足りなければ建設国債でも発行すればいい。
静香ちゃんが大好きな、「地方の公共事業」でもある。
これくらいぶち上げれば、アメリカも少しは感じ入るのではないか。

3代目を通り越して4代目の「由紀夫ぼっちゃま」には荷が勝ちすぎるのだろう。
頼みの一郎君は、中国にはパイプがあるがアメリカにはさっぱりだから手を貸してくれそうもない。
現段階でぼっちゃまに残された選択肢のいずれを選んでも、アメリカか、沖縄県民と福島瑞穂のいずれかを激怒させることは必定である。
では、どちらを怒らせる方が国益にかなうか。
正常な判断力が残っておれば、判断はつくはずである。

最後に一つ。
こんなことで頭を悩まさずに済むよう、つまり米軍の軛から一刻も早く解放されるよう、僕は再軍備が急務であると考えている。