【宝塚】月組梅田芸術劇場公演「風と共に去りぬ」2014年01月21日 23時27分

物語としては最も原作に忠実な版ということで、当然のことながら見応えがありました。
先に上演された宙組版では、スカーレットの最初の結婚のくだりが丸ごと割愛されていて違和感を覚えたのですが、やっぱりアシュレに対して腹いせに婚約をするワンシーンがあると、その後のスカーレットに対する気持ちが全然違います。

予想はしていましたが、やはりいしちゃんとまさおのまさに二人舞台と言った感がありました。
もちろん、コマちゃんのアシュレも、かちゃのスカーレットⅡも、ちゃぴのメラニーもすごく素敵なんですが、主演の二人が別次元過ぎました。

いしちゃんはもはや存在がレット・バトラーの域に達していました。
これと言って特別に作らずに普通に演技をすれば、それがそのままバトラーその人になってしまうといった感じで、だだ漏れる男の色気にうっとりする他ありません。
りかのバトラーは愛に苦悩する繊細なバトラーで、別れのシーンでは自身も傷ついていましたが、いしちゃんは徹頭徹尾骨太で、ラストの別れもスカーレットをきっぱりと捨てていきました。

ただ男臭いだけでなく、随所に顔を出す茶目っ気も男らしさを引き立てていました。
2回目の観劇では、帽子のシーンで、帽子を被って浮かれて踊るスカーレットの真似をして踊って見せて、劇場は大爆笑(セリフはあえて言わず)。
とにかく男役の芸の極みを堪能することができました。

そして問題のまさお。
もうとにかく可愛くて、視界に入っているだけで萌えます。
科白回しも、いつもの真咲節を完全に封印して、勝ち気な娘になりきっていました。
唇をとがらせてすねてみせる表情や、袖の方でかちゃとする小芝居の様子などがいちいち可愛かったです。
ひたすら男らしいいしちゃんとの対比もあり、きらきら具合が半端ではなかったです。
カーテンコールが終わって幕が下りるときは両手でバイバイをするのですが、それがまた殺人的に可愛くて、「やばいって、それやばいよ」とかうわごとのように呟いてました。
やばいのはおまえだっていうね。

久しぶりにアドレナリンが滾る、素晴らしい舞台でした。