水樹奈々「Trickster」2008年10月02日 00時11分

昨日今日とかなりタイトな状況が続いており、未だ解放される気配が見えない中、ふらふらと帰宅するとタワレコからの荷物が。
これだけでだいぶHPが回復します。

さっそくアンプを温めるのもそこそこにプレイヤーにかけました。

第一音を聞いて、明らかに音の重心が下がっているのに軽く吹きました。
さすがにアレ(「STARCAMP EP」のT2&3)はなかったと反省したんでしょうね。
音数もぐっと減っています。

大変丁寧に録音&マスタリングをしたらしく、低音が大変明瞭かつたっぷりになるので、聴いていてとても気持ち良いです。
高音にピークが出ないように気を遣ったせいなのでしょう、奈々さんの声が角が取れて大分丸くなっています。
地に着いた落ち着きがあり、僕はこれはこれでコンセプトとしてありだと思いますが、奈々さんの大きな魅力の一つである声の艶が失われているという嫌いもあり、賛否両論があるかもしれません。

3曲とも曲調が異なり、アルバムを聴くようにこの3曲だけで十分お腹いっぱいになります。
奈々さんの実力が遺憾なく発揮された、大変良盤だと思います。

この上に、今ひとつの深みを求めるのは贅沢というものでしょうか。

じゃあ餅はどうなるんだ2008年10月03日 22時43分

こんにゃくゼリーを食べて子供が亡くなった事件のその後の経緯は、実に不可解である。

ご遺族には申し訳ないが、今回の件についてはどう考えても消費者の側に責任がある。
幼児や老人などの嚥下する力の弱い者にこんにゃくゼリーを与えることに対する危険性がさんざん取り沙汰され、商品自体にも見やすくそれが表示されているのである。
そうでなくても、1歳の幼児に凍って硬いものを小さく刻むこともせずに与えるというのは、幼児を育てる者として甚だしく不見識と言わざるを得ない。
喉に支えた物はこんにゃくゼリーかもしれないが、幼児の死の原因は明らかに保護者の行動の方にある。

しかし、ご遺族の立場に立って考えれば、与えた物が原因で亡くなったと考えて消費者問題機関に報告したというのも理解できない話ではない。
おかしいのは行政機関の対応である。
野田のおばはんは自主回収を指示するとかほざいているが、ちゃんちゃらおかしい話だ。
冷静な判断を下すべき行政が、消費者の過失には眼をつむって一方的に生産者を悪者にしてどうしようというのか。

選挙を前にした人気取りも大概にしろ、と言いたい。

大体、そんなことをするなら、餅はどうするというのか。
毎年正月には数人の年寄りが必ず喉に詰まらせて死んでいる。
その伝でいけば、こんにゃくゼリーどころの騒ぎではない、とんでもなく危険な食べ物である。
にもかかわらず、回収などされぬし、パッケージの但し書きもこんにゃくゼリーに比べたら微々たるものだ。

餅を取り締まるのは大変だが、こんにゃくゼリーなら餅ほどではないからさほどではないし、仮にこの世から消えて無くなったとしても批判はされないであろうから槍玉に挙がっているに過ぎない。
要はスケープゴートにされているのである。

これではマンナンライフ社はたまったものではない。
せっかく試行錯誤をして、今までにない食感で、ローカロリーかつ美味しいお菓子を開発したというのに、バカな消費者と行政にその成果をつぶされたのでは泣くに泣けないだろう。

来年の正月、餅の回収をすると政府が決断したら、私は謝罪と共にこの発言を撤回する。
しかし、そんなことはまず起こらないだろう。

「アメリカで電子レンジでネコを乾かして騒動になった」というのは都市伝説らしいが、今の日本人ならやりかねない。
そうしたら野田聖子は「電子レンジでは濡れたペットを乾かさないでください」という表示をするよう家電メーカーに言い渡すのだろうか。
そこまでやるのならば見上げたものだが、おそらくこの国を愛することはできなくなるだろう。

清原ってどこがそんなにいいの?2008年10月03日 23時54分

清原の良さが僕にはさっぱり分かりません。
高3からルーキーイヤーが能力のピークだった野球選手、というイメージしか僕にはないのですが・・・。

肉体改造という名の誤ったトレーニングを行ってますます身体の調子をおかしくしたり、とかく優れたスポーツ選手に不可欠な知性に欠けていたのが致命的でしょう。
容貌も年々下品になっていきましたし。

意味もなくマッチョなところが男性的とかいうことで受けたんでしょうか。
大抵のことは理解できるつもりですが、清原という存在は全く理解できません。

恐慌状態2008年10月08日 23時55分

狼狽売りが狼狽売りを生む、怖ろしい状態ですね。
樹海行きの方も多くいらっしゃることでしょう。

僕は既に達観の域に達しており、せいぜい貯金がスッカラカンになる程度なので「おやおや」と思って見ていられますが、仕事中に席を抜け出してこっそり携帯で相場をチェックせざるを得ないような方には、ご愁傷様としか言い様がありません。

いつの世もあぶく銭稼ぎは一番最初に始めたヤツが一番儲けて、さっさと足を洗って逃げ出しちまうもんです。
割を食うのが、そのおこぼれに預かろうとした庶民。
自己責任ではあるんですが、哀れなもんです。

平野綾『涙NAMIDAナミダ』2008年10月09日 00時05分

正直期待はしていなかったのですが、「どれどれ」程度の関心はあるので、買ってみました。

評価は★×2(満点は5)。
もう当分聴くことはないだろうな、というレベル。

今さらカビ臭い90年代ポップスなど聴かされても困ります。
もはや伸びることも変わることも出来ない萎びた歌です。

そんな歌でもきちんと歌えるあーやを聴いていると、哀しくなります。
みのりんや奈々さんのように素晴らしい歌と出逢わせてあげたいと心の底から思います。

話題作りがしたいなら、菅野さんなんかと組ませればいいのです。
思わぬ化学反応が起こって、面白いかもしれません。

こんな方向でずっといって欲しくない、と切に願います。

耳直しに、一緒に届いたSuaraさん『アマネウタ』を聴きました。
最近の歌に比べるとまだ荒削りですが、財津さんの歌と同様にじんわりと心の中に染みこんできます。
歌を聴く意味とはこういうことだとしみじみ実感させてくれます。