株安2008年01月07日 23時10分

さすがにかなり効いてきました。
いよいよやばい感じでしょうか。

ここ10年ほどは、アメリカはグリーンスパンの舵取りの下、景気が下降線を辿るとなにかバブルを起こして浮揚させてきましたが、いよいよバブルのタネが尽きたというか、バブルを起こす余力がなくなってきたようで、今度こそずぶずぶと沈んでいきそうです。

このまま資源高が続けば、スタグフレーションという最悪のシナリオもあり、楽観はできません。
NHKを見ていたら、榊原英資がアメリカの景気が悪くなれば石油の消費量が下がるから原油価格は下がるという、従来型の見地から話をしていましたが、中国など新興国の勃興著しい現在となっては、少々アメリカが沈んだところで投機の波は収まらないような気がします。

株がダメ、債権がダメとなれば、商品を買うしか金のやり場がないわけですから。
もちろん、それで一気に収束してくれれば儲けもんです。

もっとも、中国のバブル崩壊という最凶のシナリオもありますが・・・。

近々に日本株が浮上するシナリオとしては、割安になったところでオイルマネーの買い漁りが入るということしかないような気がします。
ただ、日本の機関投資家は臆病になっているだけで別に金がないわけではないはずなので、一つ弾みがつけば買いに入ってくれると思ってるんですが、甘いですかねえ。

静観するしかないとはいえ、含み損がちょいと笑えないところまできてしまいました。
まあ、金はあるので強制決済の憂き目を見ることはないんですが、財布の紐が固くなりますねえ。