【吹奏楽】佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ演奏会20132013年05月26日 22時21分

1.R.V.ウィリアムズ 「イギリス民謡組曲」
2.J.B.チャンス 「朝鮮民謡の主題による変奏曲」
【音楽のおもちゃ箱のコーナー】
3.「シング・シング・シング」
4.「主よ、人の望みのよろこびよ」
5.挟間美帆「Mr.O」(委嘱新曲)
6.山下洋輔 ピアノ協奏曲第1番「エンカウンター」より第4楽章(編曲:挟間美帆)
7.G.ガーシュウィン 「ラプソディー・イン・ブルー」(編曲:高橋徹)
【アンコール】
8.ラヴェル「ボレロ」より(ピアノ独奏)
9.スーザ 「星条旗よ永遠なれ」

ピアノ:山下洋輔 指揮:佐渡裕 シエナ・ウインド・オーケストラ

前半の2曲は曲・演奏ともにオーソドックスなもの。
巧まずしてしかし抜群の技巧を聴かせるあたりはさすがというべきでしょう。

3は日頃ベニー・グッドマンのカーネギーホールコンサートの実況盤で愛聴していますが、それと比べるとずいぶんと洗練された演奏。
音楽の語法が異なるので当たり前なのですが、面白かったです。
こういう曲はやはり本職が演奏した方がはるかに楽しいです。

4はもっと金管を利かせてブルックナーみたいにすると面白かったんじゃないかな、と思いました。
5は新進のジャズ作曲家挟間美帆の新作。
なかなか堂に入ったビッグバンドサウンドで、楽しかったです。
どんな人なのか気になったので調べてみたら、佐渡の言う通り確かに結構な別嬪さんでした。
http://www.jamrice.co.jp/miho/index.html

6は和楽器である絞太鼓とピアノの丁々発止のやりとりが大変スリリングでした。
ピアノはほぼ即興とおぼしく、お互いを探りながらの進行はまさにジャズのステージ。
佐渡が束ねる吹奏楽の切り込みも鋭く、手に汗握る好演でした。

7は山下洋輔の独壇場。
佐渡がトークでも言っていた通り、カデンツァに入ると「いつ帰ってくるんだ?」と心配になるくらいでしたが、時に腕全体で鍵盤をぶっ叩く奏法も披露してくれたり、大変愉快でした。
トータルでは、やはり弦楽器がないと「ブルー」の部分の表現が十分に出てこないので、若干物足りなくはありましたが、ピアノの力演がそれを補っており、大変興奮しました。

8は山下がラムルー管にソリストとして出演したときに(指揮は同じく佐渡)アンコールで弾いたものだそうで、ある意味この日の白眉。
「ボレロ」のテーマを巧みに変奏し、またしても時に鍵盤をぶっ叩きながら、オリジナル同様に最後のクライマックスを築き上げ、大変エキサイティングでした。
9はいつも通り楽器を持ったお客さんも舞台に上げての大団円でした。

今回のプログラムは、案の定というべきか山下洋輔がほとんど持って行ってしまって、吹奏楽のすごさという意味では薄かったような気がします。
ただ僕は音楽として面白ければそれでいいので、非常に面白い演奏会でした。

音楽自体とは別の話ですが、山下のピアノを聴いて、クラシックの演奏家がいかに大きな音を出しているかを実感しました。
前に千尋さんが群響と「ラプソディー・イン・ブルー」を協演するにあたり、大きな音を出すためにウェイトを増したということを話しており、ほんまかいなと思っていたのですが、やはりクラシック奏者とジャズ奏者では出す音のボリュームが異なるようです。

コメント

_ BHW ― 2017年04月13日 09時15分

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