【GRANRODEO】G8 ROCK SHOW-FLASH NIGHT@横浜アリーナ2013年04月29日 22時23分

グランロデオのライブは開演前もお楽しみ。
そう、ナイスバディなロデオガールで眼の保養をするのです。
会場がでかくてスクリーンがあるので、スポーツの試合前のように客席に入っているカメラが客を抜いて映すという一幕があったのですが、おかしなコスプレをしているかナイスバディなガールだけを厳選して抜くまさにカメラマンGJ。
会場がどよめいたのが、Iカップぐらいはあろうかという、まさに雑誌のグラビアから抜け出たような爆乳のガールの乳を後ろから女友達が揉んでいる姿がアップになったとき。
あれは上がりましたねw。
その他にも、プリキュアみたいなガチコスしたガールや、スパイダーマンなど、見ていて飽きることがありません。

さて、肝心のライブもこれまた最高。
きーやんは好不調の波が大きく、不調のときは歌はともかく勢いだけで突っ走って乗り切っちゃう、みたいな感じになるのですが、この日は至って絶好調できーやんのセクシーなボーカルを心ゆくまで堪能することが出来ました。
瀧田さん完全復活もうれしかったですね。
ギターと見紛うばかりのメロディアスなベースがあってのグランロデオのライブなので、やっと本来の音が戻ってきたという感じでした。

セットリストもなかなか最近歌われることがなかった昔の定番曲も交え、割と早い段階からのファンとしてはうれしいものでした。
やはりいつ聴いても「21st century lovers」はテンションが上がります。
オーラスが「modern strange cowboy」というのは珍しい構成だったように思いましたが、最後の最後でぶっ壊れて終わるというのもなかなか清々しいものでした。

演出も凝っていて、新曲「偏愛のロンド」ではアニメ「カーニヴァル」の主題歌ということで、ダンサーさんがシルク・ド・ソレイユ風の幻想的なパフォーマンスを見せてくれたり、おきまりのギターソロではあろうことかギターに花火を仕込んで客席に向けて打ったり(客席に向けたのはハプニングだったようですが)、「桜色第2ボタン」では大量のピンク色のライブのロゴ入り風船が降ってきたりと、盛りだくさんでした。
こうした演出も変にごてごてしておらず、センスがいいので大変楽しめます。

ファンのスキルも高いのがこの現場の素敵なところ。
「SUPERNOVA」のBメロは5/4拍子なので腕振りを合わせづらいのですが、長めの2拍と短い2拍を組み合わせて巧みに揃えてしまいます。
変拍子なのにみんなの腕がぴったり揃っているのはなかなか壮観です。

とにかく楽しくて、久しぶりにテンションが上がりまくってライブ中ずっと右腕を振ってました。
グランロデオはやっぱり僕のライブ人生には不可欠なアクセントです。
コニファーも申し込んじゃいましたよ、ボッチだけどな。

【坂本真綾】ツアー「ROOTS OF SSW」総括2013年04月29日 23時32分

結果的に名古屋初日以外の5公演の参加となりました。
一言で言ってしまえば、全てにおいて素晴らしかったということです。

まずはオールドファンほいほいなセットリスト。
ツアータイトルを見て、これは「花瓶」がくるな、と勝手に予想していたのですが、本当に来てくれて初日は武者震いがきました。
あとは何と言っても「スクラップ」。
今堀さんの前奏を聴いた時点で軽いめまいに襲われたものです。
あの曲をライブで歌いきってしまう真綾にも完全に脱帽です。
そして極めつけはあのメドレー。
「指環」の間にファルセットでの「約束はいらない」を挿入するなんてチートすぎます。
初日では全然泣くような雰囲気ではなかったのに、突然しゃくり上げ始めた自分にびっくりしました。
それ以降このタイミングで条件反射的に泣けてくるようになってしまいました。

新曲ではやはり「カミナリ」でしょう。
真綾は自分の声を楽器だと思っている、と言いますが、まさに楽器として巧みに操っており、他との違いをまざまざと見せつける一曲になっていました。
「ニコラ」の独特のリズム、「なりたい」の攻めの感情も素敵です。

歌ではありませんが、真綾の着替え時間に演奏された、「しっぽのうた」のピアノ連弾&パーカッションバージョンは本当に楽しかったです。
ピアノとパーカッションの掛け合いは即興で、ときに軽妙でときにスリリング。
そして真綾言うところの「おっさん2人」(実際そうなわけですが)の連弾は非常に可愛らしく、音楽を愉しんでいる様子がありありと分かり、聴いていて身体が動くほどでした。
演奏が終わると、真綾の歌に劣らない拍手が上がったのは当然でしょう。

音響の良さも特筆すべきでした。
真綾の歌が前面に出てくるのはもちろん、それでいて全ての音がはっきりと耳に入ってくるという理想的な環境でした。
ライブの幕開きでは今イチでも、進むにつれてちゃんと修正するところにスキルの高さを垣間見ました。
クライマックスにきても必要以上に音圧を上げないことも明らかに音が良い要因であり、そのへんは他の現場も見習ってもらいたいものです。

僕が聴いた5回の中のベストは東京初日でした。
CDデビュー記念日ということもあったのかもしれませんが、真綾のテンションが非常に高く、全力全開で、F1でいえば燃費やタイヤのことを気にせず猛プッシュをかけているような状態でした。
その日は旦那が来ていたという情報もあり、もしそれで張り切っていたのだとしたら可愛いところがあるというか、畜生!という感じですね。

可愛いと言えば、性懲りもなく生足で出てくるのでどうしてくれようかと思いました。
細くも太くもなく、まあどちらかといえば健康的な足で、あまり拝んだところで御利益があるわけでもありませんが、しかし生足には思わずテンションを上げてしまう自分がいます。
とはいえ、真綾に関してはやはり鎖骨がチャームポイントですね。
それが自分でも分かっているから、肩を出す衣装が多いのでしょう。
鎖骨のきれいさは、やはりその下のなさ加減が大きく影響しているのだと思いますが。

難を言えば、上手または下手よりの席だとバンドメンバーが見切れてしまう舞台上のセッティングはいただけないと思います。
見えなくても音はばっちり聞こえるので不足がないといえばそうなんでしょうが、せっかく当代一流のミュージシャンを揃えているのだから、工夫してもらいたいものです。

真綾の才能と実力は圧倒的だな、と再認識したツアーでした。
声優としていろいろな意味で前代未聞の領域に達している彼女ですが、今後どんな世界を我々に見せてくれるのか、本当に楽しみでなりません。