【坂本真綾】世界遺産劇場@富岡製糸場2011年10月01日 12時59分

今さら感がありますが印象的なライブだったので記録を。

車で行った方が便利なのは分かっていたものの、父親が入院中につき病院に通っている母親が車を使うのと、こんなことでもなかったら上信電鉄なんて死ぬまで乗らないので、敢えて電車を乗り継いでいきました。

少し早めに着いたので、工場の中を見学。
10年間工場勤務をしていたので、「工場」というだけでテンションが上がるのですw。
製糸用の機械がそのまま展示されている棟は、なかなか壮観でした。
これを見るために来るかといわれたらそれは正直ないのですが、それでもいいものを見ました。

天気は時折晴れ間が見えるものの、雲は低くたれ込め、強風が吹き荒れて今にも嵐が来そうな有様。
マイミクIさんと落ち合ったので雨対策の話をしているうちに、やはりカッパがあった方がいいという結論になり、ビニールカッパを売っている用品店に行って保険のため購入。
すると、開場時に全員に配られるというオチで、苦笑い。
さすがは真綾、といったところでしたが、結局は2枚あってちょうど良かったということになるのでした。

どれくらいの規模なのかはかりかねていたのですが、会場に入ってみると、相当広い。
3000は入れたのではないでしょうか。
横は60以上ありましたし、縦も50以上あったように記憶しています。
そんななかの5列目センターでしたので、非常な良席だったと思います。

ライブの幕開けはとにかく風が強く、ステージ上のテントはバタバタ音を立てるし、真綾のマイクは風を拾うしで、前途多難を予感させる感じでした。
真綾もすごく歌いにくそうでしたが、それでも何だか楽しそうで、こちらもテンションアップ。
久し振りに間近で見る真綾はとっても可愛かったです。

編成はキーボード・パーカッション・ギター・チェロという変態編成。
FCイベントのレギュラー編成とのことでしたが、真綾以外ではこんなバックはあり得ないでしょう。

それでも最初のうちは順調に進み、2回目のMCに入ったところで雨がぽつりぽつり。
こりゃやばいと思っているうちに、あっという間に本降りに。
悪いことに風向きが客席側からステージに向かって吹いていたので、あっという間にステージが、というか真綾がびしょ濡れ。

真綾がびしょ濡れ!

しばらくはステージ上に待機して、「タオル巻いて歌うなんて永ちゃんかアタシだよ」とか言っていたのですが、ステージに雨除けのテントを張ることになって一時中断。
しばらく客席でじっと雨に打たれることになります。
本当にひどい降りだったので、自分で着る用と荷物用でカッパは2枚とも使いました。

ステージから引っ込む直前、真綾が雨の様子を見に舞台の一番前まで出てきたんですが、聞かれてもいないのに、
「大丈夫よ、見えても大丈夫な物しか履いてないから。そこは大人だから」
とか言っていたのが、小憎らしかったです。
確かに思いっきり風が吹き上げていたので、見えるぜ、とドキドキしていたところではあったのですが、こういうことを言っちゃうあたりが真綾らしくて好きです。

20分ほどの中断を経て、ライブ再開。
「奇跡の海」からだったのですが、小さな編成でも圧倒的なスケール感で、真綾の歌の力を存分に感じました。
その次が「雨が降る」だったのには笑うしかなかったですが。

真綾も言っていましたが、本来しっとりとしたアコースティックライブだったはずが、雨のおかげで客席も真綾も変なテンションになり、盛り上がってしまいました。

一旦は雨が小止みになるものの、オーラスの「ポケットを空にして」のころにはまたしても本降りに。
いつも通りみんなで合唱をして終わったのですが、雨に濡れるのもかまわず、真綾は舞台の一番前に出て客席にマイクを向けます。
みるみる雨に濡れる真綾に激萌えしつつも、伝説の「雨の鈴蘭」での財津さんの姿が重なり、泣きそうになってしまいました。
(本当に映像で見た財津さんと同じような姿でした。奇しくも年齢も1歳違い)
野外ライブで雨に降られてアーティストと一緒にびしょ濡れになる、というのが夢だったので、その意味でも感慨無量でした。

会場は辺鄙だし、そんなにたくさん歌うライブではなかったし、雨には降られるし、ということでそれだけを見れば散々なライブですが、僕にとっては格別な体験となりました。

コメント

_ What causes pain in the back of the heel? ― 2017年09月01日 17時21分

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