東京~鹿児島、列車旅2008年09月03日 23時24分

切符です
9/6~8が僕のささやかな夏休み。
電車熱がにわかに盛り上がっているタイミングなので、近い将来の廃止が囁かれている九州行きの寝台特急に乗っておこうと思い立ち、「はやぶさ」と「つばめ」を利用して鹿児島まで行く旅程を立てました。

時すでに遅く個室寝台は満席で、やむなく開放B寝台。
開放B寝台で18時間弱、どうやってこの無為な時間をつぶそうかと、今から迷っています。
本やマンガを読むのもいいんですが、ペンと原稿用紙を持参して何か書き物をするのもいいかな、とも思っています。

先日「銀河」も廃止となり、寝台列車はまさに冬の時代ですが、どうしてJRは残しておかないのでしょうか。
確かに赤字なんでしょうが、国鉄時代と違っては今は大層儲かっているんだから、ほんの何本かの寝台列車が赤字を出したって屁でもないでしょう。
たかだか数本をつぶしたところで生活路線の本数が激増するわけもありません。

週末は個室寝台が満席になるくらいですから、需要もあるわけです。
個人的にはスローライフとかいうのは好きではないのですが、しかし移動自体を楽しむような旅のスタイルがあってもいいと思うのです。
それは世界でも類を見ないほど鉄道が発達している日本固有の文化と言っていいと思います。

必要がないからなくす、という考え方は文化を滅ぼします。
寝台列車が次々と廃止になっていく姿に、殺伐としていく今の社会の風景が重なります。

できれば今月中に、土曜日に仕事が終わった後新潟から「きたぐに」に乗り込み新大阪へ、そこから11月に完全引退する0系こだまで広島まで、帰りには100系にもあわよくば乗ってやろうという、0泊2日鉄道三昧の旅を計画中。
少ない休みをやりくりして旅を楽しむのも貧乏人にささやかな楽しみ。
つくづくマゾですな。