趣味びとよっしーの独り言

スピーカーを買うと決めた以上、いつスピーカー様が拙宅にいらっしゃっても良いように環境を整えておかねばならぬと思い立ち、部屋の模様替えをしました。

今まではスピーカーの間にオーディオラックとテレビ台の2つを置いていたため、スピーカーは家具と家具のすきまにスポッと嵌りこんでいる状態だったのですが、さすがにそれではまずいので、組み立て式の金属製のラックを買ってきて、オーディオとテレビを一つの棚に収納することにしました。
（その結果が画像の通りです）

熱を発するアンプは当然一番上になるわけですが、結果として立ったときの目線と同じ高さになってしまいました。
大地震が起きたら、デノンのアンプに撲殺されてしまいます。
もっとも、今使っているのはデノンではなく真空管の方なんですが・・。

写真は斜めからのアングルなので分かりづらいのですが、スピーカーの周囲には少なくとも15センチの空間を確保しました。
壁からは25センチ離しました。
DS-900EXは確か、密閉型ではあるものの背面の板に天然木の合板を使って低音の厚みを増しているとかカタログに書いてあったような気がしたので、背後の空間も広げてみました。

で、まずは僕の音質確認時の定番である真綾さんの「スクラップ」をかけたのですが。

ん？
低音の締まりがかなり良いぞ？

どうもセッティングの改良が功を奏して音が良くなったようなので、もう少し真空管を暖機させてからみのりんの「Contact」を通して聴くことに。

初っ端の表題曲を聴いて仰天。
ちょ、ま・・・！
すげえいい音じゃねえか！

高山や飛行機内で気圧で耳が詰まったのを、耳抜きをしてすっきりさせたような感じです。
ボーカルは抜けが良くなり華やかなキラキラした感じに。
余韻もはるかに豊かになりました。
「Melty Tale」のコーラス部分も実に良好。
ドラムやベースはずしんと腹に来る重量感を帯び、グイグイとこちらに迫ってきます。
高音部も実に明晰な音がします。

はっきり言って別のCDを聴く趣。
捨てられることが確定しそうなので、ダイアトーンが急にやる気を出したんじゃないかとバカな疑いを持ちたくなります。

狭いところに押し込められていたのが音をきちんと響かせる空間を得たことによって、スピーカーがちゃんと歌えるようになったのでしょう。
今週末にでも逸品館に行ってこようかと思っていたのですが、この音を十分に聞き込んでからでないと比較のしようがないので、日延べになりそうです。

正直言ってかなり好みの音に生まれ変わりました。
どうしてもっと早くこれをやらなかったのかと悔やまれますが、言っても詮ないことです。

今さらながら、音の世界の奥の深さに打ちのめされた気分です。