NANA MIZUKI LIVE FIGHTER 2008 ~BLUE SIDE/RED SIDE~2008年07月07日 21時50分

ということで、この土日、代々木第一体育館で文字通り「闘って」まいりました。

僕は客観的に見てライブ中かなり「暴れる」方だと思うのですが(上下動の激しさは会場でも指折りである自負があります)、例えばいわゆる「オタ芸」なるワザを繰り広げる方々とは異なり、歌や演奏を聴いているとやむにやまれず身体が暴れ出してしまうのです。
基本的には身体を動かすことが大嫌いなのですが、奈々さんの歌やそのバックが奏でる音には、否応なしに身体が反応してしまいます。

BLUE SIDEでは席が2階やや後方と一番熱がこもりやすい位置で、かつ細身で生地の厚いジーンズをはいていたために尋常でない量の汗をかき、持ち込んだ900mlのポカリでは全く水分が足りませんでした。
アンコール前にタオルを絞ったらそれがぞうきんであるかのように汗が絞れましたからね。

RED SIDEでは1階前方かつ最ステージ寄りだったために空調の風が吹き込み、そこまでのことはなく、助かりました。

さて、全体的な印象としては、前回僕が参加したさいたまよりもイベント的な色が濃かったように思います。
宙乗りがあったり、ちびっ子たちのダンスパフォーマンスがあったり、幕間にストンプパフォーマンスが入ったりと、盛りだくさんでした。
声優のライブという枠を超えて、良質のエンターテイメントの趣すらありました。

音の面ではファイアーのサックスが出色でした。
やっぱりサックスが入ると音が締まるし、何といってもジャズのトッププレイヤーのブローイングは迫力が違います。
サックスを思う存分歌わせてくれて、むちゃくちゃ気持ち良かったです。

アニキのギターも渋かったですねえ。
っていうか、ツインネックなんて初めて生で見ましたよw。
RED SIDEでのBAND BATTLEでのソロの出だしには痺れました。
ケニー・イタルビッチとのおっさん3人の競演は、オヤジギタリストの歌うギターが好きな僕にはたまらないものがありました。

奈々さんの本領は重いロックチューンにあるとは思うのですが、アイドルっぽい軽い歌唱も個人的には魅力的だと思っています。
なので、「赤いスイートピー」は良かったですね。
(「赤い」はユーミン作曲ですが、同じ聖子ちゃんの歌でも「白いパラソル」などの財津さん作曲の歌を歌ってくれたら、泣いちゃったかもしれません)

曲目としては、僕はBLUE SIDEの方が燃えました。
何といっても「suddenly」をやってくれたのがうれしかったですね。
奈々さんの歌で一番好きですから(世評とはだいぶ異なると思いますが)。
これ来たときには更にスイッチ入りました。
このせいで生命維持に支障が出るレベルで発汗したと言えます。

奈々さんのライブは普段眠っている熱い波動のようなものを身体の奥底から揺さぶり起こしてくれます。
こういうのは理屈ではありません。
汗と一緒にいろいろなものが吐き出されてさっぱりした気分です。

二日間暴れ倒してもっとボロボロになるかと思いましたが、ちょっと首とか背中が筋肉痛なもののさほどではなく、どうやらライブ向きの身体ができてきたようです。
これはみのりんのおかげです。

最後に、お付き合いいただいたみなさんと、奈々さんと引き合わせてくれ、かつ今回もいろいろ骨折っていただいたらぴさんに、この場を借りてお礼申し上げます。

闘いの後で2008年07月07日 23時21分

闘いの後、渋谷の街に繰り出して楽しい酒を強かに飲み、猛ダッシュで東武東上線森林公園行きの最終に乗り込んだところまでは良かったんです。

和光市あたりで座ってウトウトしていたら、ふじみ野にさしかかったあたりで、車内アナウンスが。

「先ほど上福岡駅構内で人身事故が・・・」

その後電車はふじみ野駅で約1時間30分動きませんでしたとさ。

帰宅は午前2時過ぎ、それでもその5時間後には自分の机に座ってましたよ。
まだまだオレもやれるな、なんて思った次第。

楽しい酒は少々飲み過ぎても全然翌日に残らないから不思議です。