暫定税率に係る一連の騒ぎについて2008年05月01日 11時08分

今回の愚にもつかぬ騒動については、与野党ともにいかに国益というものを考えられぬ連中であるかを露呈した一件であったと思う。

今回の騒動は、そもそも暫定措置をいつまでずるずると継続させていたことに端を発している。
さっさと恒久税率に変えてしまうべきだったのだ。

今回の一件については、恒久化及び一般財源化しかありえない。
壊滅的な財政の現状を見れば、減税という選択肢がないことは火を見るより明らかである。
短期的な人気取りのための減税はもう大概にした方がいい。

とにかく老人福祉政策の財政的下支えが急務なのである。
道路特定財源全額を福祉にぶち込んでもいいぐらいだ。
その他、食糧自給率の向上、人口増加のための施策、もっと金をつぎ込むべき発展的な政策はいくらでもある。

赤字国債を乱発している国において減税が論議されること自体がおかしいのだ。
考えるべきは歳入の有効活用なのである。

政治を議席をより多く獲得するためのゲームとしか考えていない連中にはほとほと呆れ返る。
そしてそれに無邪気に踊らされ続ける大衆にも、その音頭を取るマスコミにも。

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