寝台急行銀河2008年01月11日 23時24分

「銀河」がこの3月で廃止になるそうです。
よく京都に旅行に行っていた時分、何度か利用しました。
金曜日の夜、仕事が終わったあとに新宿で一杯ひっかけたあと東京駅に向かい、A寝台に潜り込む。
7時前には京都に着くので、土日が2日間まるまる有効に使えるため大変重宝しました。

A寝台であっても古いタイプの2段式寝台なので、高い割にお世辞にも快適とは言えず、サンライズ出雲(瀬戸)のB寝台シングルの方が安いのによっぽど快適でした。

もっと安価な夜行バスも発達し、いつもガラガラだったのはむべなるかな、という気もします。
しかし、廃止が決まってにわかに人気が出て、来月の大阪のみのりんのライヴに行く際に利用しようかと友人と相談したのですが、もう既に一杯とのことでした。

寝台列車はよく利用します。
柿のタネをつまみに缶ビールをちびちびやりながら、本を片手に車窓をぼんやり眺めていると、それだけで心が洗われます。

車窓の向こう側にある、駅に佇む人や、家々の灯りは、まぎれもなく小さな日常に過ぎないのに、寝台列車の車内から眺めるというだけで、キラキラしたファンタジーに見えてくるから不思議です。

殊更にスローライフとかいうのは好きではありませんが、日常とは違うリズムで流れる非日常を楽しむ心の余裕は忘れてはいけないと思います。

JRもかつてと違って儲かっているわけだし、社会貢献の一環と思って、寝台列車の保護をしてもらいたいものです。

なくなると聞くと、惜しくなるのは人の常。
最後に銀河、乗っておきたいなあ。
2/12の大阪のチューリップ、銀河で行こうかしら。
もう一杯かな?