米国滞在日記第36回&ソニーに再度苦言2007年11月29日 22時30分

寮に帰ると水代わりにバドライトを飲んでます。
日本の水より安いですからね。
(24本で$14)

瓶2本をラッパ飲みしながら、ハンバーガーとフレンチフライの晩飯。
寿命が刻一刻と目減りしていくのを感じます。

昨日はお馬鹿な話だったので、ちょっと軌道修正。

この国は、他国にはやたらとグローバルスタンダードとか言うくせに、国内の基準はローカルなものばかりです。

まず長さ。
インチ・フィート・マイルですが、お互いに関連性が全くないため、分かりにくいこと夥しいです。
よくこれでやっているもんだと思います。

重さはオンスとパウンド(=ポンド)。
こちらは16オンスが1パウンド(≒450g)ですが、やはり分かりにくいです。

しかもパウンドより大きな単位がないため(あるのかもしれませんが見たことがありません)、我々ならトンで表記するような重量物になるとやたらと数字が大きくなってしまいます。

ちなみにパウンドの単位表記はlbsとなるんですが、最初はこれがパウンドのことだと分からず、苦労しました。
ラテン語由来らしいのですが、どうしていまだにそんな表記を律儀に守っているのか、よく分かりません。

ジュースなどの量は液量オンス(重量オンスとは別)が用いられます。
たいていの場合はml表記が併記されるのですが、併記するぐらいならオンスなんてやめちまえと思います。

ちなみにガソリンなどの量はガロンで表記します。
車の燃費なんか、1ガロンあたり何マイル走るかで表記されるんですが、そんな言い方されても良いのか悪いのかさっぱり分かりません。

オフィスなどで使う用紙は、A4よりちょっと縦長のLetterというサイズと、それより長辺が1.5倍くらいあるLegalという2つになります。
A版の紙なんか見たことがありません。

Excelとかのページ設定の用紙の欄にこの2つがあるかと思いますが、こいつが正体だったんですね。
Legalなんて長細すぎて、使い勝手が悪いこと夥しいですが、なぜかスタンダードになっています。

書類をファイリングする際に空ける穴は常に3つ。
両端と真ん中です。
これだけは合理的だと思います。

身の回りにあるもので世界標準となっているものなんてほとんどありません。
強いて言えば、パソコンの中くらい。
しかし、その一番大事な標準を持っていかれてしまったのが、我々の弱みであることは、悔しいですが認めなきゃいけませんね。


ファーストガンダムの劇場版の、オリジナル音声版がDVDになるということで、迷ったんですが結局さっき予約しました。

ここでソニーにもう一度言っておきたい。

どうしてこれをブルーレイで出させない!

前回出たのはアフレコし直した版であり、おそらくリアルタイムのファンは(僕のように)そのときは購入を見合わせたか、もう一度買い直すかをするはずなので、需要は大いにあるはず。

そもそも、オタクってのはソフトに合わせてハードを選ぶんだから、ブルーレイでしか出なきゃそれが見られるハードを買うという行動に必ず出るんです。

自慢じゃないけど、僕は中学時代、LDプレイヤーがないのにお年玉とか諸々はたいて『ナディア』のLDボックス(15年前で\78000!)を買った過去を持っているんですよ。
(ちょっと違うか・・・)

確かに、「らきすた」とかじゃ今ひとつ市場規模が小さいと思うかもしれませんが、ガンダムならかなりのインパクトがあります。
PS3の値下げ、ボーナス(あるいはクリスマス)、ガンダム、と三位一体で売り込めば、かなりブルーレイ普及のために一躍買うと思うんですが、そこんところをソニーの偉いさんは分からんのですかねえ・・・。

ガンダムといえば、逢坂浩司さんの訃報を遅まきながら眼にして、ビックリしました。
僕にとっては『Vガンダム』のキャラデザとして記憶に刻まれています。

主要キャラが次々と、しかもむごい死に方をして、結局誰一人救われることがなかった、すごいアニメでした。
萌え要素も皆無だったので、全シリーズ中一番地味な扱いかもしれませんが、僕はファーストの次に好きです。

その世界観にあったクールな絵柄が印象的でした。
45歳とは、まさに働き盛り真っ盛り。
ご冥福をお祈りします。